命令も否定もしない実験的子育て。

命令も否定もしない実験的子育て。

今回の私の素は「子育て」についてです。

私の子育ての目標は「お互いの自立」。そんな私も、2歳違いで長女が生まれた直後、上の子を上手に愛することができない時期がありました。自分の子供なのに可愛いとまったく思えなくなって、自分を責めては子供を叱り、責めては叱りの悪循環。当時の私は、ワンオペ育児の不眠症。毎日ヘトヘトでした。
誰か助けて…!そんな願いが通じたのか、その後一緒に栄養や育児を学べるママ友ができ、食を変えることと、日々の言葉がけ・心がけに気をつけることで、体も気持ちもどんどん変化していきました。いつの間にか、子供を可愛いと思えなかった時期が遠い過去に。
ある講座に参加した時、人生を俯瞰して見る機会がありました。私は親に否定されて育ってきたけど、この子達を否定しないで育てたらどんな大人になるのだろう?と。思い返すと、実験のような育児だったのかもしれません。

命令も否定もしない実験的子育て。

命に関わること以外、命令も否定もしない自分になるためにやったことは、自分を徹底的に内観することでした。心配・不安・迷い・焦りはいつも付いて回る。それでも、自分が選んだことを人のせいにしない。
もちろんすぐにできたわけではないですが、いい子育てをしたい一心で、私は“自分の人生をちゃんと生きる”ことに必死でした。そうしたら子供が宿題しないことなんて何とも思わない人になっていました。
宿題なんてやってもやらなくても自分に返ってくるのみ。やりたくなければやらなくていい。先生にちょっと叱られるとは思うけど。君の人生は君のものだ。と小学生の子供達に言っていました。
先日、娘に聞いてみました。
「私はある意味実験のような子育てをしてきたと思うけど、成人してみていかがですか?」。
娘曰く「育ってきて思うのは…、まったく“せい”にできないんだよね。わたし」。
だそうで…。それを聞いて、私としては「作戦成功」とニンマリしました。
どんなに大きくなっても、子供たちとの時間は今でも宝物です。

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