最終回 Vol.7 酵素の宝庫!「甘糀」で夏バテ知らず!

最終回 Vol.7 酵素の宝庫!「甘糀」で夏バテ知らず!

最終回 Vol.07
酵素の宝庫!「甘糀」で夏バテ知らず!

「甘糀」とは、米糀と少ない水分量で作った濃縮タイプの甘酒です。
以前、甘酒を飲んで健康が回復したことから、毎日欠かさず常備していました。ところが困ったことが2つありました。
それは毎日たくさん飲むわけではないので余り気味だったことと、作ってから甘くて美味しい期間に使いきれないことでした。

でも「どうにか少しずつでも糀菌を摂りたい」と思い、濃縮タイプを作ったところ、保存期間は長くなり、また砂糖や味醂代わりとして料理に使ったり、さらに2倍の水で薄めて甘酒として飲んだりなど、とても便利でレパートリーがたくさん増えていきました。
今は料理に甘糀がないと困るほど重宝しています。

例えば塩鮭の両面に塗って漬けおきして焼いたり、豚の生姜焼きのタレにコクを出したり、すり下ろした人参や玉ねぎ、オリーブ油でドレッシングを作るのもお気に入りです。
夏には「甘糀レモン」をよく作ります。甘糀とレモン果汁、輪切りレモンを合わせたものを水で割り「糀のレモンウォーター」にすると、手軽にブドウ糖やクエン酸が摂れて夏バテ予防のドリンクにぴったりです!

甘糀を作る材料は甘酒と同じで、基本は「米糀+水」ですが、炊いたご飯やもち米を入れると、さらに甘みが増します。
常備しておくと便利でおいしいので、ぜひ一度、作ってみてください。

発酵がこれからも皆様の力となりますよう、そして笑顔と健康を心からお祈りしています。

甘糀(濃縮甘酒)
<乾燥米糀で作る基本の甘糀>

用意するもの

乾燥米糀
100g
150ml
調理器具
発酵器

乾燥米糀と炊いたご飯で作る場合は

乾燥米糀
100g
炊いたご飯
100g
200ml

※作り方は同じです。

作り方

  1. 発酵器に乾燥米糀と水を入れます。
  2. 発酵器を55度/6〜8時間にセットし、スタート。タイマーが切れたら完成です。
    ※発酵中に時々かき混ぜるとよいです。
    ※完成後、米の粒の形が気になるときは、マッシャーかブレンダーでなめらかにしてください。
    ※保存は冷蔵庫で1ヶ月。冷凍庫で3ヶ月ほどです。

【甘糀を作る時の水分量のポイント】

乾燥米糀の分量に対して水1.5倍で作ると「甘糀」ができます。写真は3倍量、乾燥米糀300g×水450mlで作っています。
発酵前は水分が少ないかな?と思うぐらいがちょうど良く、容器に入れた乾燥米糀と水の高さが同じか、水が5mmほど低いと甘糀ができます。

簡単おすすめレシピ 甘糀レモンウォーター

酵素とビタミンCがたっぷり!爽やかな酸味のある夏バテ予防のドリンクです。

材料(1杯分)

甘糀
大さじ4
レモン果汁
大さじ2
100ml

作り方

  1. 甘糀とレモン果汁を合わせて、水を入れます。
    ※お好みでレモン輪切りを添えても。レモンの皮の農薬が気になるときは皮をむきましょう。
    ※冷やしても温めても美味しいです。温めるときは糀菌が失活しないように70度以下で温めましょう。

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