心と体を水にゆだねて自分が変わる「WATSU（ワッツ）」

こんにちは。健康・美容ライターの垣内です。
毎月、手軽にできて効果を実感できる簡単な美容法をご紹介します。

ライター・かっきーのキレイの作り方

今月の美容法心と体を水にゆだねて自分が変わる
「WATSU（ワッツ）」

この春、初めて「WATSU」を体験しました。

「WATSU」は、アメリカで日本の経絡療法を教えていたハロルド・ダール氏が、その理論を水中に応用して生み出したもので、〝Water Shiatsu 〞の略称です。

水の浮力で筋肉の緊張を緩めながらストレッチを行い、深い瞑想状態を作りだすことで脳疲労への効果も期待できます。

現在では世界40カ国以上でスパや医療分野に活用され、日本でも施術を受けられるところが増えています。

水中でのボディワークといっても、「WATSU」を受ける人は、ただ水に浮いているだけで何もする必要はありません。

目をつむって、全身の力を抜いて浮かんでいれば、自分の動きに合わせて、支えてくれているセラピストがさまざまなマッサージやストレッチを行ってくれるのです。

しかも受けている私からすると、マッサージやストレッチをされているという感覚はまったくありませんでした。

とにかくゆったりとした水の流れの中で浮いているのがただただ気持ちよくて、施術時間の1時間はあっという間。

「ずっとこのまま浮いていたい」という思いでした。

心と体をただ水にゆだねることがこんなに癒されるとは知らず、終わったときは、体に入っていた余計な力が全部抜けて、とても軽くなった感覚でした。肩こりもなくなっていて、頭がスッキリし、リセットされた感じがありました。

琉球大学と沖縄WATSUセンターの研究では、プチうつ症状の改善効果があることもわかっています。

私は沖縄WATSUセンターがある「かりゆしカンナタラソラグーナ」で施術を受けましたが、ここは海水を使った温水プールであることも特徴です。

最近は「WATSU」と日本の湯治文化が融合して誕生した伊豆の「天城流湯治」も話題ですね。

セラピストが支えてくれるので、泳げない人、水が苦手な人でも大丈夫です。
水はすべての命の源であり、私たちの身体の70％は水です。

水の優しさに包まれる究極のセラピーをぜひ体験してみてください。