今回の私の素は「感情」。
主に“怒り”についてです。
こう見えて私は、かつては怒りでいっぱいで、あげた拳をなかなか下げられない人でした。そんな私が滅多に怒らなくなったのはこの3つかな?と思います。
①自分が何に腹をたてるのか?そのパターンを知る。
②害のない人の前や場所で一旦思いっきり怒る。
③心身を整える。です。
今までコントロールができなかった怒りは、大きく二つ。
一つ目は父の理不尽さ。自分の思うようにならないとちゃぶ台をひっくり返すような人でした。
90歳を過ぎても私の作った料理が気に入らなければ、簡単にゴミ箱に捨ててしまいます。私はずっと怒ることで自分を守ろうとしていました。ということは、私が私の一番の協力者であるということ。その発見ができた時はなんだかほっとしました。
最近わかったのは、あの父の理不尽さはものすごくわかりづらいけど、“究極の甘え”だったということ。そんなことができたのは、私と母にだけ。最後まで甘えさせて逝かせてあげることができたのだと思うと、なんだか娘冥利につきる思いがしてくるから不思議です。
二つ目は育児中のイライラ。今、産後支援もさせていただいているのはこの土台の賜物です。産後私は自律神経失調症のようになり、心も体も不安定になりました。子供を可愛いと思えず自己嫌悪。その後、安定に変わったのは食を学んだからです。栄養が満たされると体が楽になって、気持ちが前向きになりました。
もう一つ、赤ちゃんとの生活はそもそもストレスなのだ、と知れたこと。
親は大人ですから、大人の会話をしたいのです。特に女性は会話によって心のバランスをとる生き物。産後の女性はホルモンの影響で孤独感に苛まれやすので会話はとっても大事です。
自分の人生を誰かのせいにしていると、本当の意味で自分の人生を味わえないし楽しめない。私はそんなことは絶対に嫌なんです。だから負の感情でもちゃんと味わえる人でいたいな〜と思っていて、今もなお修行中です。