人生を・寿命を左右する「口内フローラ」

人生を・寿命を左右する「口内フローラ」

毎日の歯磨きに『神秘の水 夢』で、もうひと工夫。
「口内フローラ」は自分で変えられる!


スタッフ 吉澤

ヒトのからだには500兆~1000兆個、500種類~1000種類の細菌が棲んでおり、細菌が生存競争しながら繁殖する様子をお花畑に例え「フローラ」と呼びます。
特に密度高く集中しているのが、口と腸。「腸内フローラ」はテレビや雑誌で特集が組まれ、有名になりました。
今回は、最近注目が高まりつつ「口内フローラ」について語ります。
さあ、「口内フローラ」が全身をコントロールする様子を覗いてみましょう。

30代から8割以上が歯周病!?とうてい他人事ではありません。

ヒトはほぼ無菌の状態で生まれ落ち、母親や周囲の環境から徐々に細菌を獲得。鼻・口・胃腸・皮膚など、全身の器官で細菌の量や種類を増やしながら、5歳程度でその人特有の基本的なフローラを形成します。
フローラの中で善玉菌・悪玉菌は常に勢力争いをしており、善玉菌優勢ならからだに良い影響が、悪玉菌優勢なら悪い影響が生じます。
「口内フローラ」の悪玉菌の代表は「歯周病菌」。口腔ケアが不十分で歯垢が増えると、口内の歯周病菌の種類・数は劇的に増加。また、歯垢の中心部では、嫌気性の歯周病菌がさらに増殖。歯垢に含まれる細菌数は糞便の3倍という説もあり、聞いているだけでゾワゾワっとする状況が生じます。
日本の20代の7割、30~50代は8割、60代以上は9割が歯周病というデータもあり、とうてい他人事ではありません。
では、“歯周病は万病のもと”といわれるのはなぜでしょう?
歯周病菌は口の粘膜や歯肉から簡単に血液中に侵入し、細菌由来の病原因子や炎症物質(サイトカイン)などが血流に乗って全身を巡ってしまうのです。
結果として、糖尿病・動脈硬化・狭心症・心筋梗塞・脳梗塞・骨粗鬆症、そしてがんを引き起こすという報告があり、まさに万病のもとといえるのです。

歯周病は万病のもと!怖い病気のほとんどに相互作用があるのです。

糖尿病の場合、歯周病によって発生するサイトカインの一種が血中でインスリンの効果を阻害し、血糖コントロールがしづらくなります。これまで歯周病は糖尿病の合併症と思われていましたが、歯周病が糖尿病を悪化させる、相互作用があるのですね。口腔ケアで口内フローラが改善すると、糖尿病が改善することも分かってきました。
動脈硬化・狭心症・心筋梗塞・脳梗塞は、歯周病菌の悪影響を受ける病気としてひとくくりに考えられます。加齢とともに動脈の内壁が厚くなってプラーク(粥状の沈着物)が溜まり、血液の通り道が細くなるのが動脈硬化。そこに血流とともに歯周病菌やその産生毒素がやってきて、動脈の内側を刺激し、プラークの増殖が加速、動脈硬化が進行します。心臓をとりまく冠状動脈の中が狭くなり、心臓に十分な酸素や栄養が届かなくなり苦痛が起こるのが狭心症。プラークが崩壊して血栓となり、心臓の血管が詰まると心筋梗塞、脳の血管が詰まると脳梗塞になります。
骨粗鬆症は、歯周病によって発生するサイトカインの一種が骨代謝に悪影響を及ぼすことがわかっています。骨密度が減少すると歯の喪失につながるという研究結果もあります。やはり口内フローラと骨密度も、相互に作用しあっているんですね。
がんにおいては、歯周病があると膵臓がんについては約2倍の発病率とわかっており、他のすべてのがんリスクも上げるという報告があります。

歯磨きの前と後に『神秘の水 夢』。歯周病に効果があるとの臨床データも。

さて、歯周病菌の恐ろしさを痛感したところで、具体的にどうしたらよいのでしょう?
口内は歯周病菌が血中に侵入しやすいのが怖い反面、腸内と違い、直接自分の手でケアが可能です。毎日の口腔ケアが、直接、私達の人生を、寿命を変えるのです。
まず歯磨きで悪玉菌の棲家になる歯垢をできるかぎり少なくするのが第一歩。歯と歯の間や歯周ポケットに入り込んで歯垢を掻き出せる小回りの利く歯ブラシを選びましょう。
また、歯磨きの際に私たちが信頼しているのが、温泉水の『神秘の水 夢』です。
歯磨きの前に歯茎に5プッシュしてブラッシング、磨き終わってからもさらに数プッシュすると、歯周病に効果があるとの臨床データが得られています。
毎日の歯磨きにもう一工夫するだけで人生が変わるなら、習慣にする価値はありますよね。
「自分の健康は、自分の手で毎日直接ケアする」そんな意識で、口内フローラと付き合っていけたらと思います。

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