~今年の流れを色で紐解く~ 2021年のイヤーカラー

~今年の流れを色で紐解く~ 2021年のイヤーカラー

2021年のイヤーカラーは「イエロー・レッド」。
未来を明るく楽しくするために、そして自由を得るために、
自分の足でしっかりと立ち、現実と向き合う時。

今年も、早くも1ヶ月がたちました。先のことは分からない世の中ですが、希望を胸に一年を過ごしたいものですね。今年最初の「聞いてあのね」は、恒例の、色の専門家 草木裕子先生によるイヤーカラーのお話です。(スタッフ/舟久保)

新年を迎え、みなさまはいかがお過ごしでしょうか?
今年もイヤーカラーをお伝えするときが来ました。
2021年は、イエロー・レッド。そしてグリーンと数秘の「5」にも意味があります。
2020年は、だれも経験したことがない一年となりました。昨年のカラーのゴールドが、結果的にいろいろな意味で「貴重な経験」となったと言えるでしょう。そして2021年は、そのゴールドがレッドになります。
それが何を意味するのか?
今回は、昨年の社会状況なども踏まえて、今年のカラーのお話を進めていきたいと思います。

変化を楽しむ気持ちで、昨年の経験を有効活用する時。

イエローは昨年に引き続き現れています。自由や解放がテーマになる色です。
昨年の厳しい制限からの解放や悶々と続いていた未来への不安を明るくしたいとの思いが強くなるでしょう。だからこそ、イエローの意味である「創造性」が大切なのです。新しいアイデアや考えは、この社会の変化に対応するために昨年からどんどん生まれてきました。オンラインを活用し、リモートで活動という新しい形。また、安全を確保し、安心を得るための工夫などです。それにより人々の思考や行動も変わりましたね。
一方、このような状況に慣れてはきたものの、やはり生まれてきたのは、「リアル」の喜びや大切さ。それが今年はレッドという「現実性」を表す色で、大切なことを実感できるようにと考えるのではないでしょうか。
イエロー・レッドというと、色の意味からは、多くの場合「明るく楽しく自由に動き回ろう」と説明できます。しかし、今年はそのためにどうするか?どうあるか?が問われると思います。私的には、「未来を明るく楽しくするために、そして自由を得るために、自分の足でしっかりと立ち、現実と向き合うとき」と表現したくなります。
大切なのは、イエローの思考、思いついたことをレッドの現実的な形になるように試してみることでしょう。
また、言い換えれば昨年以上に多くの経験が待っているのです。夢や理想を思い浮かべるだけでなく、現実をしっかりと受け止めて開拓心を持って実行する必要性です。
そこで、もうひとつポイントになるのは、グリーンと数秘の5。
グリーンは、可視光域の中間で中波長、5は1から9の数字の真ん中に位置します。その両者から今年は、「分岐点」とも考えられます。これは、ある意味どちらにも向くことができると言えます。昔はよかったなあ、と過去を振り返ることも、これからもっとよくして行こうと、未来に目を向けるなど、どちらもあるでしょう。
また、右へ行くか左へ行くかと迷いに直面することも。正解がどちらなのかより、自分の意思で選択することが大切です。せっかくどちらも選べる場所に立っているのだから、これを活かしましょう。
中心にいると視野が広がります。周りを見渡し、様々な情報を得て、今までの(特に昨年の)経験を有効に活用する時なのです。そして、まだまだやってきそうな変化を楽しむ気持ちを抱きたいですね。

この経験を未来につながる大きな叡智に。それが私たちひとりひとりに直結。

昨年の経験、最初にお伝えしたように本当の意味で「貴重な経験」となるかどうかは、今年の「どれくらいしっかりと現実として受けとめるか」につながるでしょう。
そして、自由で明るい未来を実現したい、を「実現する」、という気持ちにしていきましょう。
毎年、今年のカラーについてのお話をしながら、自分にはあまり関係ないと感じる方もいらっしゃるかもしれないと考えていましたが、今年は特に、だれにとっても共通のテーマになると感じます。
世界中のだれもが同じ時に同じ経験をすることは、それほど起こるものではないですね。
だからこそ、この経験が人類にとって未来につながる大きな叡智になればと思います。それが私たちひとりひとりに直結していると確信しています。
最後に、イエロー・レッドを混色するとオレンジになりますね。オレンジには、「みんな笑顔」という意味があります。
世界中の人が実際に手と手を取り合って、笑い声に包まれた日常を過ごせることを願っています。そして、みなさんと一緒にお顔を見ながら、カラーの話を楽しみたいです。
今年のカラー、イエロー・レッドの「明るく楽しく自由に動き回ろう」になるように。

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