色の春夏秋冬。どこに自分が属するかが解れば、色の使い方が素敵に。

色の春夏秋冬。どこに自分が属するかが解れば、色の使い方が素敵に。

色の専門家・草木裕子の色どりメッセージ (14)

秋の風を感じる季節になりました。
前回に続いて、パーソナルカラーのお話をしたいと思います。

それぞれの人が持つ色素から、大きく分けてイエローアンダートーンとブルーアンダートーンに分けることができます(その中間の人もいます)。

この2つを単に暖色系(赤、オレンジ、黄色)と寒色系(青、紫)に分けるのではなく、それぞれの色には暖かさや冷たさの表情があります。

例えば、赤でも朱色という黄色みを帯びたものは暖かく、ワイン系の青みを帯びたものは冷たく感じます。

ですので、イエローアンダートーン=黄色や赤、ブルーアンダートーン=青が似合うというだけでなく、それぞれの色相の暖かい色、冷たい色を選ぶと良いのです。

これをカラーコーディネートに活かす場合、同じ表情を持った色を選ぶと、まとまりができます。

そして、この2つのグループをもう一歩細かく分けて、4つのシーズンに分類できます。
それが春夏秋冬です。

イエローアンダートーンは春と秋。
その中でも春は明るく鮮やかな色、秋は明度が低くソフトな色です。

また、ブルーアンダートーンは夏と冬。
夏は明るくやさしい色、冬は暗めではありますが、鮮やかな色です。

このどこに自分が属するかが解れば、色の使い方がとても素敵になります。

先ずは、お顔周りに(スカーフやストールなど)そのシーズンの色を使うだけでも、表情が変わります。

今年の秋冬のトレンドカラーにインディゴ(藍色)があります。

インディゴの中でも、やや黄みがかっているものと、青みが強いものがありますので、この機会にじっくりと色を見てみましょう。

薬として日本に入って来た藍で染めた藍染は、解毒や抗菌、止血などの作用があるとして、古くから使われていたのです。

日本の伝統色としても長い歴史を持つ藍色をおしゃれに着こなしてみてくださいね。

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