色の専門家・草木裕子の色どりメッセージ (1)
今回からカラーのお話を書かせていただきます。
みなさまに様々な視点からの色のおもしろさをお届けしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
世の中にはたくさんの色があります。
外を歩いていても、お部屋の中でも次々と色が目に入ってきます。
でも、それらの色を全て意識しているかと言うと、そうではありませんね。
好きな色がある時はもちろんですが、何かしら気になる色を見つけることがあると思います。
特に好きでもないのに、最近ピンクばかりが目に入ってくるという時には、大切なメッセージがあるのです。
それが色彩心理からの意味の読み解きです。
下の「今日のカラーチェック」を合わせてご覧ください。
色の意味は決して難しくはありません。
誰もがいつの間にか知る「集合的無意識」「色彩言語」と呼ばれる部分から感じ取れます。
例えば、赤を見ると「あつい」、青からは「冷たい」と感じるでしょう。
これは誰もが持つ感覚で、その根源は自然界の色から伝わってくるものです。
寒い季節には、自然に暖かそうな赤やオレンジ色(赤やオレンジは火、炎を連想するため)を使い、いつの間にか誰もが色の力を借りているのです。
でも、これを意図的に使うことができれば、とても簡単にモチベーションを上げたり、自分を癒したり、また、誰にも伝わるメッセージを添えることができるのです。
あるサロンのオーナーさまからロゴの色提案を頼まれました。
そこの理念は、「癒し」「心と身体の健康」「流す」でした。
これを色で表すと、ライトグリーン、ピンク、ターコイズブルーです。
何となく、イメージが伝わってきませんか?
お客さまとサロンを色で結びけることができます。
みなさんも色を選ぶ時、少し意識してみてください。
大切なメッセージを受け取れますよ。
秋を迎える季節ですが、あなたは何色のコスモスが気になりますか?