発酵ナチュラリストTaccoの今日からはじめる発酵生活Vol.11
柑橘果汁で作る「手作りポン酢」
鍋物やドレッシングに使える柑橘果汁で作るポン酢を手作りしてみませんか?
果汁を絞り、醤油とみりん、鰹節、昆布を合わせて漉し、あとは熟成を待つだけで、美味しいポン酢ができます。
漉したすぐでも使えますが、1~3ヶ月ほど熟成させると酸味の角が取れて味がまろやかになり、味の変化も楽しめます。
ポン酢作りには柚子やすだちを使うのが一般的ですが、レモンや甘みの少ないオレンジ、グレープフルーツでもできます。
手作り果汁ポン酢は鍋物に使うだけではなく、サラダやおひたしにも合うので使う出番が多く、季節を問わず、その時期の柑橘で気軽に作っています。
材料を合わせたら1~2日ほど常温で馴染ませますが、夏に仕込む時は漉すまで冷蔵庫に入れています。
漉してビン詰めをしたら、保存は冷蔵庫です。
果汁の酸味でとても爽やかなポン酢なので、そのまま使う他に、加熱料理の調味料で使っても旨味を引き出します。
果汁ポン酢と砂糖を合わせて、お肉の炒め物に使ったり、バターと合わせて魚のホイル焼きと大活躍します。
もし柑橘がないという時は果汁をお酢に変えることもできます。
その場合は酸味の少ないお酢が合いますが、お手持ちのお酢でも大丈夫ですので、気軽に作ってみてください。
また、みりんを多めにして甘めのポン酢に、鰹節を増やして旨味を立たせるなど、材料の量も味の好みで変えてOKです。
好みに合った本当に美味しいポン酢が簡単にできます。
酸味、甘み、旨味を好みに調整して冬のごちそう、お鍋のタレにもぜひどうぞ!柑橘果汁で作る「手作りポン酢」
■柑橘果汁で作る「手作りポン酢」の作り方
【材料】
●柑橘果汁…100cc(柚子・すだち・レモン等)
●醤油………100cc
●みりん……20cc
●鰹節………10g
●昆布………10g
※材料が入る大きめの容器を用意してください。
①柑橘を絞って果汁にします。
②大きめの容器に全ての材料を入れます。
③1~2日ほど常温に置きます。 (夏場は冷蔵庫に)
④漉してビンに詰めます。
⑤冷蔵庫で熟成させます。
※保存は冷蔵庫で半年ぐらいです。
※すぐに食べられますが、熟成させるほど柑橘の味がなじんできます。