第3話 食器洗いは癒しの時間。

第3話 食器洗いは癒しの時間。

河の流れように

記念すべきTAKEFU第1号商品のボディタオル(ノーマル)を発売したのが2001年の秋。
それから今日の2016年に至る15年のもの作りの歴史。
さあ記憶を紐解きながら遡上の旅を始めてまいりましょう!

開発者 相田雅彦のTAKEFU(竹布)製品開発の軌跡【第3話】

食器洗いは癒しの時間。

■TAKEFUキッチンクロス

2001年~2004年の間は、『ボディタオル(ノーマル、ベビーソフト)』、そして『ベビーソフト』と同じ生地で1/2サイズの『洗顔クロス』、それに加えて『キッチンクロス(台ふきん、食器洗い)』の2種を加えたのみの商品で、3人の社員が東京・千駄ヶ谷の1ルームマンションで、資金繰りに苦しみ借金を重ねながらも開発を進めました。

今回の「河の流れのように」の主役はこの『キッチンクロス』です。『食器洗い』は洗剤の使用量を従来の1/3に、『台ふきん』は子供を食中毒から守りたい、というのが商品開発の目的です。

TAKEFU繊維の特長を生かしたこの『キッチンクロス』は、ナファ生活研究所の企業としてもこの上なく大切なコンセプト商品です。

食器洗いが定価280円(税抜)、台ふきんが380円(税抜)、円安の荒波をかぶりながらも、生活必需品の基本アイテムとなるこの2点の価格を現在まで上げることはできませんでした。

2003年に商品化した『キッチンクロス』、特に『食器洗い』は今年2016年にスタートするキッチンクロスプロジェクトの主役となっていきます。2003年よりイメージしていましたが、ついにその時が来ました。

農薬を使用することなく育つエコ資源である竹を原料として活用し、生産の過程で使用する薬品はその多くをリサイクルし、環境を汚染しないよう当初より最大限の努力をしています。

そして、この『キッチンクロス』のコンセプトがキッチンクロスプロジェクトの”川をキレイにすることは自分の血液をキレイにする” というスローガンにつながっていきます。


発売以来全国の生協や自然食品店を中心に着実に愛用者を増やしている『キッチンクロス』はTAKEFU繊維で作るガーゼ地を3枚重ね合わせた生地で、速乾性にも優れた大変衛生的な製品です。

さらに、使用する洗剤は従来の1/3以下、すすぎが早く、水道水の使用量も減り、大変経済的という優れものです。

そして何よりも従来のスポンジとは異なり、触れているだけで手から全身に心地良さが伝わり、食器洗いが終わる頃には、全身がまるでマッサージされたかのように緩みます。

一日の終わりの食器洗いが、今までのような苦役ではなく、心身が安らぐ癒しの時間となり、そのまま至福の睡眠の時間へと導かれていきます。

TAKEFU第1号商品の『ボディタオル』で入浴をしながら、洗顔をしながら、そして食器を洗いながら、自分と向かい合い、心を磨くお手伝いができることを大変嬉しく思います。

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