Chapter11 本来の自分に還る

Chapter11 本来の自分に還る

断食はエンターテインメントだ!!

「われわれは食べる量の4分の1で生き、4分の3は医者のために食べる」。6000年前に建てられたピラミッドの碑文に書かれていたそうです。
「飽食の時代」といわれる現代になってなお、健康や長寿のために何をどう食べるのかのみがテーマで、分子レベルの栄養学まで進んでいるのに、専門分野で少食や断食について語られないのが不思議でなりません。まあ、栄養学なので食べない研究をするわけにはいかないんでしょうが(笑)。
「ファスティング」「デトックス」という切り口で女性誌やファッション誌を中心にダイエットや美容系のテーマで取り上げられてきたのが、最近ではビジネス誌や一般紙でもファスティングや断食が特集として取り上げられるようになってきました。特にコロナ禍になって運動不足からのダイエットや免疫力自然治癒力といったものを考えるときに欠かせないテーマとして注目されています。
書店に行っても『月曜断食』が平積みされていたり、医師が書いた断食・少食の本がすごく増えていることに気づきます。

ボクは12年前に広告業界で不摂生して医者に「死ぬよ」といわれていたのを、自然食の宿「わら」での半年修行でただ生活していただけで医者が驚く健康体に生まれ変わりましたが、秘訣は定期的な3日間の断食と普段の間欠断食(朝食抜きの日々の16時間断食)にあったと思います。
以来丸11年、毎月欠かさず3日間の断食会を主催しています。
「断食はエンターテインメントだ」と公言していますが、身体も喜び、無駄なものをそぎ落として活性化する最高のメンテナンス機会になりますよ。
人間は本来、何もしないで備えて持っているものを発揮するだけでいいんだと感じられると思います。伊豆高原のさわやかな空気の元で毎月やっていますので、自分へのご褒美としてぜひ来てみてください。

◆月に一度断食をすれば病気にならない◆
~ヒポクラテス~

◆週に一度は断食を、それが無理なら一食抜こう。自然界には、からっぽな状態というものが必要なのだ◆
~マハトマ・ガンジー~

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