自分の「状態」が“味”になる。ゴキゲンに作ってください。
呼吸法や意識の話で2回もじらしましたが(笑)、いよいよ今回は「氣愛のおむすび」の結び方です。佐藤初女さんの作り方をベースに、少しサトケン流にアレンジしました。同じ人でも、怒りやイライラした状態で作ったものと、穏やかで満ち足りた喜びで作ったものでは、味がかわるおむすび。どうぞゴキゲンに作ってくださいね。
氣愛のおむすび
●用意するもの
まな板、布巾、タオル(手拭き用)、タオル(おむすび保存用)、手水(塩は入れません)、お茶碗、梅干し、自然塩、海苔(大判):おむすび1つに対して1/2枚
●準備
海苔大判1枚を1/4に切っておく(正方形になるように)
●作り方
① まな板を水を含んだ布巾で拭く。(こうすることで、お米がまな板につかなくなります。)
② お茶碗にご飯をふんわりとよそって、まな板に並べ、指で中心に少しくぼみを作る。
③ ご飯を並べた順番通りに、梅干しを真ん中に置く。
④ 手水に両手を軽くひたし、しめらせる。自然塩ひとつまみをとり、両手にまぶして外側からすくい、たなごころ(手のひら)にのせて丸くむすぶ。まな板にある分は先に全部むすんでおく。(海塩の場合は、手で溶けて水分が出るので、2個目からは手水不要。)
⑤ 手を洗って拭く。(海苔を巻く時、手につかないように)
⑥ 海苔を一枚おむすびにかぶせて、おむすびを裏返し、白いところがなくなるよう、交差するようにもう一枚をかぶせる。
⑦ 全体を手のひらで包み、少し力を入れてむすぶ。
⑧ タオルに包んで海苔がしっとりはりつくまで置いておく
●ポイント
お米一粒一粒が呼吸できるよう、空間を感じて光が満ちるイメージでやさしくむすぶ。
おむすびのコツ
最近は精米技術が発達しているので、お米は研ぐのではなく、両手のひらで包みこむように優しく洗い(拝み洗い)、30分ほど水に浸す。(透明だったお米が白くなります)気持ち硬めに炊くのが、おむすびにはちょうど良いです。
海苔は、ザラザラした面をごはん側にすると、お米とよく馴染んでしっとりとはりつき、口当たりも良くなります。