最終回「まずは自分から笑おうよ。後で泣いても、やるだけやったら悔いないです。」

最終回「まずは自分から笑おうよ。後で泣いても、やるだけやったら悔いないです。」

“製氷皿の法則”、想いはどんなところまでも届く

早いもので連載を始めて一年。何をお伝えできるだろうかと悩んでも、結局は自分以上に見せることはできず、思いのままに書かせていただいた一年間でした。日々子どもたちと過ごしている私は、子どもたちが見本であり先生であることを感じています。子どもたちのみならず、自分の周りにいる家族、友達、職場での人間関係・・・『すべて自分の鏡である』とはよく言われることです。ですが、頭ではわかっていても「え~あの人と私同じなの?!」と思うことも(笑)。それから『自分は変えられるけれど、過去と他人は変えられない』も、そうだよね~と納得していましたが、最近は違う!と気づきました。
毎年夏になると思い出す、私が編み出した“製氷皿の法則”。
一つのところだけに水を注いだら、そこから他のところにまで溢れていく。一点集中し続けることで隅々にまで水が行き渡る・・・この一つを好きなことと見立ててもいいし、自分自身や目の前の人と見立ててもいい。
想いはどんなところまでも届く!

新型コロナのことをきっかけに、これからの生き方を変えていく時代になってきました。不安を抱えて下を向いて周りに合わせて生きるのか、希望をもって上を向いて自立したコミュニティで生きるのか。決めるのは自分です。
連載のタイトル『先に笑う、後で泣く』は、まずは自分から笑おうよ、の意味です。後で失敗して泣くことがあっても、やるだけやったら悔いないです。やらないで後悔することはしたくない。生まれ来る時から、命を授かるのは同じでも境遇や命の時間は不平等。誰にだって不幸があり、誰にでも特別待遇があるのです。ぜひこれからの時間を、笑って楽しく生きる時間を長く持つ!と決めてみてください。きっとその通りになりますよ。
一年間お付き合いいただき、ありがとうございました。いつかどこかで、すれ違うようにお会いできることもあるかもしれません。その時のために、どこを歩くときも、先に笑っておきましょう。

「製氷皿の法則」自分も周りも一緒に幸せに

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