こんにちは。健康・美容ライターの垣内です。
毎月、手軽にできて効果を実感できる簡単な美容法をご紹介します。
ライター・かっきーのキレイの作り方
今月の美容法「高カカオチョコレート」は太らない
最近は、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールによる健康効果が実証され、カカオ成分が70%以上のビターチョコレートに注目が集まっています。スーパーでも「カカオ○%」といったチョコをよく見かけますよね。
ポリフェノールといえば、赤ワインに多く含まれていることで知られていますが、カカオ豆には赤ワインの約4.5倍のポリフェノールが含まれています。
2014年に愛知県蒲郡市が、メーカーの明治、愛知学院大学とともに行った研究によると、カカオ72%のチョコレートを1日25g、4週間摂取してもらったところ、血圧が高めな人ほど、血圧が下がることがわかりました(45〜69歳までの男女347人に調査)。
一方でチョコレートを毎日食べるとなると、体重が気になります。
しかし、調査の結果では体重やBMIの増加はみられず、「カカオ70%以上のチョコを1日25g食べても太らない」ということがわかったのです。
血糖値が急激に上がると脂肪を貯め込みやすくなり、太りやすくなりますが、高カカオチョコレートは、他の甘いスイーツと違って、血糖値の上昇がゆるやかなのもポイントです。
また、カカオに食物繊維が多く含まれていることも肥満防止に役立つでしょう。
ほかにも高カカオチョコレートには、善玉コレステロール値の上昇、脳の活性化などの健康効果があることがわかっています。(ちなみに、カカオポリフェノールが入っていないホワイトチョコレートでは、健康効果は実証されていません)
✽ダイエット中でも「甘いものを食べたい」という人は多いもの。
そのときには、高カカオチョコレートを食べることで心を満たしてはいかがでしょうか。
太る心配がなく、健康効果も得られるのですから、ダイエット中でも堂々と食べられます。
また、カカオが80%以上のチョコレートもありますが、かなりビターで食べ続けるのが難しいかもしれません。
カカオ70%程度が甘味も感じられ、ダイエット中のスイーツとしてはちょうどいい割合ではないでしょうか。
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「高カカオチョコレート」はお料理にも。
私はカカオ90%のチョコレートをカレーに入れて煮込んで食べています。
カカオ成分が高いチョコレートは、お料理に使うと、香ばしさが増しておいしくなりますよ。