深刻な豪雨被害を乗り越え、立派に育った『元氣米』。
パワーがたっぷりつまったひと粒ひと粒に 感謝をしながら、いただきます。
実りの秋。待ちに待った新米の季節です。
体をつくる大切な食事の主食「お米」。誰もが安心して食べられるお米を提供したいという想いから、プロ・アクティブでは、無農薬のオリジナル米『元氣米』を10年以上前から販売しています。
生産者のおさだ農場・長田竜太さんは、米の機能性を追求するベンチャー企業の社長さんでもありますが、地域の農家さんの代表をされたり、政治家や学者さんとも意見を交わす、とても多忙で多才な、信望の厚い方。
私たちにも、いろいろな話を教えてくださいます。
古来よりお米が主食なのには日本ならではの確固たる理由が
お米は日本国土の理にかなった作物。67%が山なので、残りの33%で農作物をつくらなくてはなりませんが、日本の川は急流が多く、表土が流れて作物ができないので、治水ダムの役割を担ってくれる田んぼがうってつけなのだそうです。また、種1粒から500~1000倍にもなるお米は、大豆や小麦に比べ、はるかに収穫量が多い上に毎年作付けできるなど、古来より日本の主食とされてきたことには確固たる理由があったのです。
マグネシウムやギャバもたっぷり、玄米は何とも優秀な食品です
「米」に健康の「康」と書いて「糠(ぬか)」。その字が表すように、糠にはお米の9割の栄養が含まれています。
その糠を取り除かない「玄米」は、現代人が特に不足しているといわれるマグネシウムを多く含み、しかもリンとくっついているので、それだけで体内で吸収しやすいかたちになっているとのこと。何とも優秀な食品です。
また、玄米といえば「GABA(ギャバ)」を多く含む食品でもあります。興奮した神経を落ち着かせたり、ストレスを緩和する効果が期待できることから、現代社会では欠かせない栄養素のひとつとなりました。
ギャバはじっくりと浸水することで増え、発生のピークは4時間後。その時間に炊飯がスタートできるよう浸水するのがベストなのだそうです。炊く時は一旦水を捨て、新しい水にするのがポイントです。
毎日の食事から自然とギャバが摂取できれば、これほど効率的で経済的なことはないですね。ちなみに、「お米を食べると太りますか?」と長田さんに聞いてみました。答えは×です。
「米→糖→脂肪に変わる=太る」という単純なイメージが定着してしまっていますが、糖は唯一、脳のエネルギーとなるもの。
炭水化物ダイエットなどでお米を食べないと糖ができないので、頭の働きが悪くなります。悪くなるから糖が消化できず、脂肪に変わり、太る→太るのでお米を食べない→食べないから太る、というような悪循環に陥ってしまうのです。
昔の人は朝にご飯を炊き、ほかほかご飯から脳のエネルギー源を摂取。それをおひつに入れ替え、昼や夜は冷えたご飯を食べる。冷えたご飯は胃や腸で消化されず食物繊維になります。朝は脳のエネルギー源として、夜は翌朝スッキリのための食物繊維として、実に上手くできているのですね。
私たちもお米の価値を活かす上手な食べ方をしたいものです。
「ゆの里」のお水で発芽する元氣米、その生命力で試練に耐え抜きました
『元氣米』は、石川県小松市にあるおさだ農場から直送されますが、お届け前に精米をしてくれるので、毎回新鮮。しかも分付きを選ぶこともできるので、私は玄米と白米半々の「五分付き」を愛食。とても食べやすく、毎日美味しくいただいています。
乾いたお米は一気に水を吸い込むというので、研ぐ時の一番最初のお水には、『月のしずく』を使っています。
実は『元氣米』も、芽出し時に「ゆの里」のお水が使われています。『月のしずく』にブレンドされている「金水」です。芽出しは稲の成長を左右する大事な工程で、金水を使うと、ばらつきなく均一に発芽して、しっかりと成長するのだそう。
長田さん曰く、「三つ子の魂百まで」。この夏、小松市は大変な豪雨被害に遭い、稲の穂ギリギリ下まで水位があがる事態に見舞われましたが、『元氣米』が無事で立派に育ったのは、そのおかげでもあると思います。
栄養や恵み、手間や愛情、パワーがたっぷりつまったひと粒ひと粒に感謝をしながら、「いただきます」。
(文/スタッフ舟久保)