「世界を活きた空気にする」。『空間清浄器 j.air』開発者 森井隆平さんの モノづくりへの真摯な思い。
「世界を活きた空気にする」という大きな志のもと、新しい概念と日本の技術で“空気を作る”会社があります。その名は、株式会社フォレストウェル。
世界の空気をよりよいものにしたいという想いに賛同し、『空間清浄器 j.air(ジェイエア―)』を、プロ・アクティブオリジナルタイプで取り扱うことを始めました。
わずかCD1枚分を立方体にしたコンパクトな木製の箱に、低濃度オゾン×大量マイナスイオンを発生させる装置。6面すべて旭川のナラ材を使用し、内蔵の電気部分は、開発者であり会社の代表でもある森井さんが電気機器メーカー勤務の時代から長年温め続けた設計プランが詰まっています。と同時にモノづくりへの熱い思いも。
『ジェイエアー』の開発ストーリーとその思いについて、森井さんにお伺いしました。
(聞き手/バイヤー担当 スタッフ中村)
▲ 左:株式会社フォレストウェル j.air開発者 森井隆平さん / 右:弊社スタッフ 中村 ▲
深呼吸したくなるような、 自然界に近い空気を届けたい。
Q.「世界を活きた空気にする」というコンセプトの背景となった出来事は何だったのですか?
森井さん/私自身がもともと喘息持ちでして。20年前に地元の新潟から東京に出てきたら、空気の悪さから余計にひどくなったんです。これには驚きました。そこからずっときれいな空気が欲しいと思い続けていましたね。
20年前はここまで普通に水を買う時代じゃなかったけれど、今は違います。『ジェイエアー』もある意味、空気を買っているんですよね。その時に、自然界がもともと持っているような空気で、深呼吸したくなるような、よりよい空気を届けたい。
雷が落ちた後、微量のオゾンとマイナスイオンが発生して、空気が浄化されているのですが、それと同様なイメージで、森林の中や海岸のような自然に近い形で浄化する空気がこの『ジェイエアー』から送り出されます。
Q.その想いから開発していくまでに、どれくらい時間がかかりましたか?
森井さん/プランは最初に勤めた空気清浄機などを製造していたメーカー時代から持っていました。自分だったらこういうものが欲しいという市場性も考えたスタイルに仕上げていったんです。
20年前から考えてプランを練って、着手したのが4年前。はじめは何台も試作してはやり直し、もっとよりよいものをと、寝る間も惜しんで作り続けました。
プラスチックはプラスに帯電するから使わない。 木や金属にこだわりました。
Q.ようやく形になった本品のこだわり部分は?
森井さん/一番はやはり構造部分。コンパクトでありながら、しっかり効果を発揮するところです。それから、プラスチックを使わないこともこだわりです。
プラスチックはプラスに帯電するんです。売り文句だけでない本物のマイナスイオンをせっかく大量に出しているのに、プラスに帯電してしまう容器だったら半減するので、木や金属にこだわりました。
内側の金属チタン部分は、僕の地元の燕三条という金属加工が有名な場所でつくっています。昔、給食はステンレス食器だったですよね。日本中で唯一受けていたのが森井金属、僕の祖父の会社です。他にも先割れスプーンや、IHコンロで使える圧力鍋を初めて開発していました。
そのモノづくりの血統があったことと、金属加工は幼い頃からずっと見続けていたので、金属の特性はすべて知り尽くしています。
この内部も通常は溶接すると黒く残りやすいのですが、この『ジェイエアー』では一切溶接痕が残らないよう、特殊加工をしています。
このように『ジェイエアー』は、燕三条の金属加工職人が内部を作り、外側は旭川の家具職人に組んでもらって、最終的に私が電気のエネルギーを入れるという流れで、3人の職人がここに携っています。
そして、最終検品は私が一つ一つ行ってからお届けしています。 販売を開始して3年経ち、数でいうとおかげさまで3万台売れています。
手づくりなので、実は不具合はゼロではないです。それに関して修理代は頂いたことがありません。そこがモノづくりに真摯に向き合っている自信だと思うんですね。
内部構造もシンプルですし、ファンもフィルターもないので、非常に壊れにくい設計になっています。それでも万が一の場合は、責任をもってアフターメンテナンスします。
良いものっていうのは多少壊れても修理して長く使い続けます。大手のメーカーだと、ある程度使って修理に出すと「新しく買った方がいいですよ」と言われるのが普通だと思うんですけど、それは“モノづくり”だと思わないです。何十年も使い続けていただけるモノを目指して作っています。
※ご購入から1年以内の不具合は無償でご対応いたします。それ以降は有償でのアフターメンテナンスを承っております。イマココ・ストアお客様窓口までご相談ください。