「女の一生」・「男の一生」

「女の一生」・「男の一生」

ほっとメッセージ

目標にすべき、その年大ごとの「華の輝き方」。

こんにちは。お元気でいらっしゃいますか?

あと少しで桜のつぼみも芽吹く、少しウキウキするような3月ですね。
ちなみに私的なお話で恐縮ですが、私はこの14日に52才の誕生日を迎えることになりました。
いろいろな方のお世話になって、こんな「やんちゃ坊主」をここまで育てていただき、唯々、感謝、感謝です。
特に母親と嫁さんには、頭を地面にこすりつけて、これまでの不徳のお詫びと言葉にしようのない御礼をこの場をお借りして伝えたいと思います。
「色々なことがあったけど、本当にありがとう・・・。そしてごめんね・・・。」
自分一人で生きてきているようで、50才を越えてようやく、人によって生かされていることを自覚できるようになってきたような気がします。(目覚めが遅くてゴメンナサイ・・・。)

そういえば少し前に、ある方から素敵な詩をご紹介していただきました。
それは、絵馬師であられた殿村進さん(故人)の「女の一生」「男の一生」という、絵馬に書かれた詩です。これがなかなか味わい深い・・・。
まずは、女の一生。

二十代は美しく、三十代は強く、四十代は賢く、五十代は豊かに、六十代は健康に、七十代はしなやかに、八十代はつややかに、九十代は愛らしく、そしていぶし銀のように美しい百歳へ。

ん~、何とも的を得た、素敵な人生訓?女性の事は男の私には実感しがたいものがありますが、我が母、我が妻を顧みると、そういえばそうかなぁ~と思うところがいろいろあって、言い得て妙であり、目標にすべき、その年代ごとの「華の輝き方」があるように思え、心がぽっと温かくなりました。
さて、そして男の一生ですが・・・。

二十代は志高く、三十代は仕事に燃え、四十代は功を焦らず、五十代は寛容をくいて、六十代は引き際よく、七十代は時を遊び、八十代は自由を楽しみ、九十代は悠々自適に、そして百歳は、いぶし銀の幽玄の境地へ・・・。

ん~、深い・・・。
そういえば、二十代~四十代はそんな感じで突っ走ってきたと思います。時にやりすぎて失敗し、様々な方に心配をかけたり、墓穴を掘るような事をして、自責の念で自信を失いかけていた事も多々ありました。
が、その度にいろいろな人に励まされ、支えられ、応援されて今日まで生きて来れたような気がします。
五十代の今、「寛容をくいて」というように、思うようにいかなかったり、待つことができなくてイライラして人や物に当たったり、人の失敗や落ち度を許せなく責めたりしやすい自分の傾向をまさに図星でいってくれているようで、他人様への寛容はもちろんの事、ついつい自分を必要以上にダメ出しし、自分で自分に無意識に怒ることにも寛容が必要であるということを言ってくれているようにも思います。

歳をとればとるほど、いやな事を言ってくれたり、歳相応の素晴らしい「華の咲かせ方」を言ってくれる人が少なくなることを考えると、この殿村さんの短い詩は、自分自身の人生への「叱咤激励&応援」詩になりますね。まさに「魂の栄養」「心の滋養」です。

様々な四苦八苦の経験を通じて、
初めて人に寄り添っていける人間になるのだと思います。

ちなみに私は、今年の年明けからしばらくして、本当に久方ぶりにインフルエンザにかかってしまいました。

日頃「健幸提案」をさせていただきながら格好の悪い話ですが、やはり無理や疲れが溜まると若い頃のようにはいきません。
高熱でうなされ、頭はガンガン、節々は痛いは、おまけに寝過ぎて腰は辛く、一人寂しくベッドでバタバタやっていました。そんな時に初めて、昨年亡くなった父親も万年の持病の腰痛でずっとベッドに横たわっていたけれど、さぞかし辛かったやろうなぁ~とか、腎不全で入院し、意識がモウロウとしながら辛くて何度も寝返りをうつ父を何とかしてやりたかったなぁと、今さらながら思いました。
自分が病んで、弱く心細い状況にならないと、人間は本当に人の身になることができないものなんですね。
人生で起こる様々な四苦八苦の経験を通じて、初めて人に寄り添っていける人間になるのだと、つくづく思います。

私たちのささやかな人生体験や知恵と
お客様の色とりどりの人生模様を重ねあわせて。

私達の会社で日頃電話を受けるスタッフも50代の女性が多く、最近自分やダンナさんの両親の介護やお世話で大変だったり、自分が更年期で辛かったり、大切に育ててきた娘や息子が結婚したり独立したりして、夫婦二人きりになったりなど、様々な出来事や事情に追われながらも、会社に来ると戦友?ともいわんばかりの仲の良さとチームプレイで、たくましく、愉快に活々と仕事をしてくれています。

「みんないろいろあるのに、本当に凄いなぁ~」と、思わず倉庫の影から手を合わせ「ホンマにありがとう」とつぶやくこともよくあります。

手前みそですが、こういったいろいろな経験や仲間、そして温かい雰囲気を育み続けられているから、お客様の悩みや辛さ、不安や悲しみなどに寄り添え、ささやかな自分自身の体験談や他のお客様のお話をさせていただくことで、お客様が少しでも前を向き、明るく元気になっていくことを一緒になって支え合っていけているのだと思います。もちろんお客様からもいっぱい元気やエールをもらっているので、それが彼女たちのやり甲斐やパワーになっています。本当に感謝、感謝ですね。

変化の激しい、ストレスの多い大変な世の中ゆえ、老若男女を問わず昔よりも身体の不調を感じやすく、また患いやすくなっていますが、それと同じかそれ以上に心や魂が傷ついたり、痛んだり、辛くなることも増えてきていると思います。
そんな時代ゆえ、私達が自信を持っておすすめする商品達の「精(生)なるエネルギー」によって、少しでも「今」を元気に生きられるようになっていただき、さらに、私達のささやかな人生体験や知恵と、お客様の色とりどりの人生体験(模様)を重ね合わせ、共有することで、少しでも心を和ませ、明るくし、魂を癒し、輝かせられるお手伝いができればと最近強く思っています。

五十にして天命を知っているかどうかは分かりませんが、お互いの「女の一生」「男の一生」を共に愉快に生きていけるように、その土台となる「健幸」のお役に立てるように、これからも願晴(がんば)ります。
そして、最後に一句、

「あれも良し、これも又良し、総て良し、この花咲かそう、香りゆたかに」。

私の尊敬している、修養団、元伊勢道場長、中山靖雄先生からいただいた人生の応援句です。(^_^)

合掌

Guts

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