発酵ナチュラリストTaccoの今日からはじめる発酵生活vol.02
いろいろな料理に使える『玉ねぎ酵母』
もうすぐ梅雨ですね。
梅雨の季節は、肌寒かったり蒸し暑い日が続いたりすると、体温調節や発汗作用がうまく働きにくくなります。
体内に水が溜まると、偏頭痛や消化不良、気分もスッキリしない日々が続く「水毒」という症状が出たりします。
そのような時は、食べ物の力、発酵の力を借りて乗りきっています。
新玉ねぎが美味しい季節ですが、旬の食べ物はからだを調節してくれる成分・効能が含まれており、まるで自然界が用意をしてくれているかのようです。
今月は、ちょっとひと手間かけて玉ねぎを発酵させ、成分と旨味を凝縮させた「玉ねぎ酵母」をご紹介します。
玉ねぎをみじん切りにして、清潔な瓶に入れて冷蔵庫で4日ほど低温発酵させます。低温に置いておくことにより、強い乳酸菌が活躍し、5日目に常温に置くことで酵母へと発酵させていきます。
玉ねぎ酵母
【材料】
●玉ねぎ…中3個(約600g)
●水…大さじ3
●保存容器 800㎖ ビン
【作り方】
①ビンの中、フタに熱湯をかけて、熱湯消毒をします。
②玉ねぎ3個をみじん切りにします。
③ビンに②の玉ねぎ、呼び水の大さじ3を入れます。
④ビンのフタをして冷蔵庫に4~5日ほど入れます。
⑤冷蔵庫から室温に1~2日出し、フタを開けた時にポンッと音がしたら完成です。
※発酵後は冷蔵庫で保存しましょう。
※毎日1回かき混ぜると雑菌防止になります。
この玉ねぎ酵母があると、カレーやオムライス、玉ねぎドレッシングなど、いろいろな料理にすぐに使えてとても便利!
酵母のおかげで旨味も出て、スープなどにもコクがでますよ。
玉ねぎには消化、血行をよくする作用があるので、梅雨の時期は意識して玉ねぎ酵母スープをいただくようにしています。
利尿作用を促し、余分な水分をとってくれますよ。
カラダを温めながら消化も促すスープで、梅雨の季節を乗りきりましょう!
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■作り方
①Aを混ぜ合わせ、鶏団子を作ります。
②Cの出汁、塩を煮立たせて、①の鶏団子とBの玉ねぎ酵母を入れてコトコトと煮ます。
■材料
A
●鶏ひき肉 150g
●生姜みじん切り 大さじ1
●片栗粉 大さじ1
●みりん 大さじ1
●塩 小さじ1/4
B
●玉ねぎ酵母 60g
C
●出汁 1000ml
●塩 小さじ1/2