50才の大台になって、なぜ結婚? 愛しいと思える「今」を重ねるために。

50才の大台になって、なぜ結婚? 愛しいと思える「今」を重ねるために。

由歌利流★満タン人生のススメ「まん丸に笑おう」Episode・8

50才の大台になって、なぜ結婚?
愛しいと思える「今」を重ねるために。

長い冬を越え、桜から新緑へ。ご家族の入園・入学の便りが、あちらこちらから届きました。
お子さんはもちろん、お孫さんのお祝い、というケースが徐々に増えてきています。

変わらぬ日常を送っていても、季節は忘れずに時の流れを教えてくれるものです。
現在の夫と再婚したのも5年前の今頃でした。

50才という大台になり、なぜ結婚をしたのか。
結婚とは社会生活上の契約ですが、寂しかった、老後のため、ひとりよりふたり、というネガティブな理由からではありません。
年齢を考えれば、安心、安定という言葉からは程遠く、いつ何が起こってもおかしくないのです。

夫は民間航空機のパイロット、統計的に危険度は高く、心身にも多大なストレスがかかる生活をしています。
どちらかが寝たきりや、正常な判断ができない状態になったら?
私が残された場合は?
結婚にこだわらなくとも、たまに会って恋愛を謳歌する、という選択肢もありました。
様々なケースを考えた結果、私が導き出した答えは「今を見つめる」でした。

人生折り返し地点にきたと思ったら、
自分の本音と今を見つめてください。

残されている時間の長短は、誰にもわかりません。
でも、いつも自分に正直であれば、何が起こっても、きっと寝る前に額に手を当てて「おやすみ」と言える、互いにそうできると信じられたから結婚しました。

夫婦は血縁ではありません。
笑い、甘え、仲違いし、会話を重ね、なんでもない時間を少しでも多く共に過ごし、おいしいねと食卓を囲む。
そんな時間が他人同士を家族に育んでいくのです。
私は、愛しいと思える「今」を重ねるために結婚しました。

老齢となったときに大切なことは、一緒に暮らすひとがいるかどうかではなく、どんな人生を過ごし、何を心の糧に生きてきたかなのです。

長い時間を共に過ごした家族であっても、いがみ合い、気持ちがない関係であったら、後悔やとがった気持ちの時間を積み重ねるだけ。
人生折り返し地点にきたと思ったら、自分の本音と今を見つめてください。

「今」を愛していますか?

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