ちゃんとを捨てたら・・・

ちゃんとを捨てたら・・・

由歌利流★満タン人生のススメ「まん丸に笑おう」Episode・2

「ちゃんと」を捨てたら、本来の「私」に戻っただけでした。

30代前半当時の私はマンハッタン在住、迷いの真っただ中にいました。前にも後ろにも進めず、ただがむしゃらに一日を過ごしていた、そんな頃です。
時代性もありますが、後ろ盾もない私は、まだ使いきれない英語で〝wanna be somebody(ひとかどの人になりたい)〞と繰り返していました。

はっきりした目標や夢があったわけではないので、なおさら、なにかにならなければ認められないと考えていたのですね。
覚えたてのスラングが嬉しかったこともありますが、後に、あまりにも世の中を知らない子供じみたセリフを口にしていたことに気づき、恥ずかしく思ったものです。

そんなスタートから、右に進み、次は左か直進か、順調と思えば行き止まり、心の病、査証の書換、別離、出会い、退職で一回休み、心機一転で巻き返し…懐かしの人生ゲームのように蛇行しながら「ちゃんとしなきゃ」と選択と決定を繰り返しての今。
どうなったかといえば、ひとかどの人にはなっていません。笑。

「ちゃんと」を捨てたら、思いがけずに本来の「私」に戻っただけでした。それも、堂々と。

ひとがこの世に生まれてくるのは、自分を残さず表現するためです。

今、自分を生きていますか?

ひとがこの世に生まれてくるのは、自分を残さず表現するためです。
好きなことを好きといい、誰の指図も受けず、縛られず、思惑も気にせず、思う存分、自分がやりたいことをやり、感じたことを表現する。

誰かのせい、なにかのせいではなく、自分の人生のハンドルを握っている自覚を持つために、人生に起こる凸凹があるのだと思うのです。

批判も賛同も気にすることはありません。
自分の人生は自分にしか責任が取れないのです。私の人生は私の、あなたの人生はあなたのもの。本音を抱きしめて、正直に自分を生きているか、大切なのはそれだけです。

あなたはあなたを生きていいのです。

笑う。泣く。感動する。あなたが心からの思いを表わすと、まわりにいる大切な人たちも本気で本音を伝えてくれます。

それは魂がYESという、素敵な愛の循環なのです。

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