Episode-11 食・息・動・想の総合的アプローチで体質改善

Episode-11 食・息・動・想の総合的アプローチで体質改善

どれ1つが自然の法則に外れても、人間の体は少しずつ病的状態に近づいていく。

人間の活動の絶対必須4条件は、食(飲食)、息(呼吸)、動(身体活動)、想(精神活動)である。そのどれ1つが自然の法則に外れても、人間の体は少しずつ病的状態に近づいていく。また、これら食・息・動・想の4つはお互いに影響しあう関係になっている。
まず、呼吸。
人間の生命にとって最も恐ろしいものは「空気」の欠乏。人間は約20日間の絶食または7日間の不眠で死に至ると言われているが、呼吸はわずか5〜10分停止しただけで死んでしまう。
この差の大きさが呼吸の重大性を物語っている。
次に、食。
人間は食べることで活動するエネルギーを得ると同時に、身体も作っている。英語の諺に「You are what you eat」(あなたはあなたが食べたもの)というものがあるが、体は食べ物の「お化け」というわけだ。
東洋医学では食養生を指導する「食医」が医者の中の最高位とされている。
そして動。
食物が最終的にエネルギーになるためには、酸素を充分に体内に取り入れられるように運動することが必要。また、東洋医学では、(食によって)血液の質を高めることと同時に(運動によって)気血の循環をよくすることが車の両輪だと考えている。
さらに、運動による発汗によって溜まった老廃物を排泄させるという点も重要だ。
最後に、想。
精神活動・心の作用だ。昔から「病は気から」と言われているが、心のあり方、持ちようが体の健康に大きな影響を与える。精神的に解放されていくことによって、病身自体も変化していき、病気が治るといったケースも多くの臨床の現場で起こっている。物の見方、考え方次第で、自然治癒力を上げることも可能なのだ。

TAO塾では、「自分自身が自分の主治医」というセルフケアの考えのもと、毎月、これら食・息・動・想に総合的なアプローチをかける2泊3日の体質改善セミナーや新月断食セミナーを開催している。都会の喧騒を離れ、阿蘇の大自然の中で心と体のデトックス&リラックスをしてみませんか?

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