「ぬちまーす(命の塩/ライフソルト)」の開発者、
高安社長の想いに触れて。
今月から販売を開始した『ぬちまーす』。
幼少の頃から発明家を夢見ていたという開発者、高安社長は琉球大学で物理学を専攻。塩の自由化を受け、「常温瞬間空中結晶製塩法」という画期的な製法を発明しました。
その製法により、海に存在する21種類のミネラルをそのバランスのまま保持した、まさに「海水-水=ぬちまーす」と言えるほどの塩が誕生しました。
何度も沖縄へ足を運び伺った高安社長のお話。深く共感したそのお話の一端をご紹介させていただきます。
沖縄台風長寿説
今年の夏、『ぬちまーす』の工場訪問を予定していたところ、台風が沖縄を直撃。約束をキャンセルせざるをえなかったことがあります。
台風は大きな被害を及ぼすこともありますが、自然のサイクルのなかでは果たす役割も大きいのかもしれません。
高安社長は、独自の視点で「沖縄台風長寿説」を唱えられています。
海はミネラルをバランスよく含んだ"いのちのみなもと"。
台風で海水が巻き上げられ、雨とともに大地に降り注ぎます。
台風の多い沖縄の土地は自ずと海洋成分を豊富に蓄えます。そこで育つ野菜や家畜は豊かでバランスのよいミネラルを含み、それを食してきたから沖縄県民は長寿だったという説です。
ただ、その沖縄も近年は食糧事情が変化。食が欧米化し、沖縄産の野菜の地産地消率が減ってきたことで沖縄県民の平均寿命も短くなってきているという事実は残念なことです。
「塩で人類を救う」
高安社長は生物の進化の過程から見て海のミネラルの重要性を説かれます。
生命は38億年前に海で生まれ、細胞分裂を繰り返し、進化をしてきました。
生物はやがて、卵を海に産むようになり子孫を残すようになりましたが、人間は海には卵を産みません。
進化の末、人間は母親の体の中に海をつくりました。そうです、子宮を海にしたのですね。
命を育む海であるということは、海のミネラルがある場所であるということ。母親は食べ物からミネラルを摂り、体を海と同じ状態にするのです。
ミネラルは生命の営みに欠かすことのできないもので、本来は地球の地中に含有されているものです。人は体内でミネラルを作ることはできず、体外から摂取するしか方法はありません。
ところが、そのミネラルが、農薬や化学肥料の使用により土壌からどんどん失われ、現代の食生活では野菜や家畜から豊かなミネラルを摂ることはとても難しくなっているのです。
海水から水だけを抜いた『ぬちまーす』は海に溶け込んだミネラル21種類をバランスよく含む言わば〝羊水の素〞とも言える「ミネラルパウダー」です。
私たちは毎日美味しいものを食べています。
それは果たしてどれだけのミネラルを含んでいるのでしょうか。
またそのバランスはどうでしょう?
食本来の目的「生命を維持する」ことに正しくアプローチできているでしょうか。
ミネラル不足から、現代人の様々な不調、疾病が起きているだけではなく、乳幼児の発育、母体の健康状態に影響を与えているのではとも言われています。
それをこの『ぬちまーす』でケアしてほしいと高安社長は説きます。
病気や不調に対処するだけでなく、命を育む女性の体をきれいな海にすること。
それが私たち人類の生命を次につなぐ重要な鍵になり、「塩は人類を救う」と、熱くまっすぐなまなざしでお話しくださいました。
海の神様の通り道
『ぬちまーす』のふるさとは、宮城島という島の太平洋に突き出た崖の上にあります。
人の住んでいない、また流れ込む川がないので海が汚染されていない穢れなき土地ということでこの地が選ばれました。
人が降りることができないほどの切り立った断崖下の砂浜には、毎年海がめが産卵に訪れます。岬のてっぺんに立ち、降り注ぐ陽光と海を渡ってくる風を体に受け止めて天を仰ぐと、自分がこの大自然の中の一つの命だと感じることができます。
天と地につながる場所だと、誰に言われるでもなく感じられる場所でした。
海の水をくみ上げているところは海風の通り道。「龍神風道」と名づけられ、海の神様がここから陸に上がっていらっしゃり、そこから扇状にエネルギーが広がっていくと伝えられている、知る人ぞ知るパワースポットです。
「塩で人類を救う」とおっしゃる高安社長がそれを知らずにこの場を選ばれたのは、海の神様から重要なお役目を与えられたからなのかもしれません。
スタッフ 堀場