こよみ屋の時間って何だろう?その10
時間を変えることは、心を変えること
「モノを買うということは、自分の自由な時間が奪われるということ」。
これは先日来日された「世界でもっとも貧しい大統領」と呼ばれるウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領の言葉。
革命家として壮絶な人生の末に大統領になったホセ・ムヒカさんは、一般的な国民より少ない生活費で暮らしています。
そして車は1987年型フォルクスワーゲン・ビートル、これを一生乗り続けるそうです。
ムヒカさん曰く「貧しい人とは、何も無い人ではなく、欲しがる人のことを言うんです」そして「発展ではなく、幸福のために私達はいる」とも。
ムヒカさんは、質素な生活をしている、世界でもっとも心豊かな大統領なのかもしれませんね。
一方、「13の月の暦」の提唱者ホゼ・アグエイアス博士(ムヒカさんと同じJose )は「タイム・イズ・アート時は芸術なり」という名言を残されました。
時間とは心で感じるものです。そして私たちの人生そのものが時間であり、アートなのです。
私たちが時間だと思っている時計は人間が作り出した機械です。
そして西暦12か月のカレンダーも自然界にはない人工的な時間です。
また現代社会で時間を最も端的に表した言葉が「タイム・イズ・マネー時は金なり」です。
これらの時間が世界中を覆ってしまったのが現在の地球です。
そんな時だからこそ、自然と宇宙のリズムと再び同調できるカレンダー「13の月の暦」は誕生しました。
ホゼ博士曰く「暦を替えることは、あなたの時間を変えること。
時間を変えることは、あなたの心を変えること」。
二人のJoseさんのメッセージ、皆さんはどう感じられますか? 私たちの毎日の生活の中で、静かで平和的な革命を起こせるかもしれません。
この通信誌が届く頃、「13の月の暦」では12番目の月(5月30日〜6月26日)。今月の問いは「生きとし生けるすべてに自分自身をどのように捧げるのか?」。
一見難しく思えますが、問い続けると、何かしら自分の中から答えらしきものが出てくるから不思議です。
「13の月の暦」にまだ触れたことのない方も、この期間、まわりに出来る貢献や協力について考えてみてはいかがでしょう。
深い気づきがあるかも知れませんよ。