「和の国」

ほっとメッセージ

令和2年 あけましておめでとうございます

美しい場所だから良心的な人が集い、真心をもって、 人々に喜んでもらえるように事に仕え、工夫、努力、精進をする。

新年明けましておめでとうございます。
年の初めに、謹んで変わらぬご愛顧・ご厚情、本当にありがとうございます。

さて、いよいよ2020年の幕開けです。
今年は東京オリンピックもあり、昨秋のラグビーワールドカップに続き、日本に沢山の方々がやって来られる賑やかな年になりそうですね。海外から来られた方々が、日本について一様にして驚かれるのが、山川草木の自然が豊かで、かつ街並みが本当に美しいことです。それは、万世一系の2000年以上続く代々の天皇が、自然の豊かさ、恵み、美しさに神が宿ると信じて、それらを護り大切にして、私達日本人を導いてきてくださったから。
神社の祝詞で「祓え給え 清め給え」と唱えるように、私達は自分の内面を祓い、清め、美しく生きることを誓いながら、自分の外の世界もその心を写す鏡として祓い、清め、大切にしてきました。
昔から、真・善・美とはよく言ったもので、美しいところには、善なるもの、真なるものが宿ってくる・・・。
美しい場所だから良心的な人が集い、真心をもって、目の前の人やまだ見ぬ人々に喜んでもらえるように事に仕え、工夫、努力、精進をする。それを徹底して継続して高めようとする。そんな日本人のきめ細やかな仕事ぶりやおもてなし文化はその極みでもあり、結果的には、それが利他の心になり、自利利他円満の世界が広がっていく・・・。
そこには争いのない和の世界が生まれてくる・・・。

神仏を習合させた天皇家でもあられた聖徳太子が「和を以て尊しと為す」の十七条憲法を、仏教をベースに実践徳目として掲げられ、それが未だに日本人の心柱になっているのだと思えてなりません。海外から来日された外国人の方々が、日本人の親切心や礼儀正しさ、誠実さ、気さくさなどに心を打たれ、どこに行っても治安が良く安心して過ごせるなど、私達日本人の心の中に和の精神がなければ、決してこういった感動や印象を決して残すことはできないと思います。
大きな和の国ゆえ「大和(やまと)の国」日本。
昨年は新天皇が即位されてからまだ一年も経たないうちに、“和に、なら令(し)める”ようなイベントが続きました。昨年のラグビーワールドカップの「ONE TEAM」もそうでしたが、新天皇のご即位のパレードや前夜祭に人気グループ「嵐」が歌った歌には、本当に感動するものがありました。天皇皇后両陛下のお二人が本当に仲睦まじく歌を聴かれ、皇后様は時に涙し、パレードでも同じように手を振りながら国民に笑顔で応えられ、時に涙される・・・。それは、昭和、平成の天皇皇后両陛下、いや、それ以前からずっと歴代の天皇皇后両陛下が大切にされてこられたお気持ちであり、お姿なのだと思います。
日本国民の幸せを祈り、苦しみ悲しみに寄り添い、日本いや世界の平和を心から願う真心そのものであり、お心が国民と共に在るそのお姿に私達は感動し、国民として天皇皇后両陛下をお護りし、お支えしようとする気持ちが呼応する。そこには身分の上下も尊卑もない、“和”の心の共鳴、共振しかありません。これは、令和の御代になってより一層感じられ、本当に素晴らしい時代がやってきたとつくづく思います。

想い、想われることで、それが喜び(光)や 幸せ(水)となって、世界を満たしていく・・・。

それは、前夜祭に「嵐」が歌った「君が笑えば世界は輝く 誰かの幸せが今を照らす 僕らのよろこびよ 君に届け」から始まる素晴らしい歌詞からもしみじみと感じられます。
この歌詞は、自分自身と大切な人(妻・両親・友人など)に置きかえても、その心はよく伝わりますし、私達にとっては大切なお客様お一人お一人との関係にも通ずるものがあります。想い、想われることで、それが喜び(光)や幸せ(水)となって、やがて世界を輝かせ、満たしていく・・・。

新年にあたり、私達がお客様に祈念すること、それは、「新しい価値」(商品やサービス、情報など)を通じて、大切なお客様お一人お一人に、身も心も“晴れやかな毎日”をお過ごしいただくこと。
そのために日々、事に仕え、工夫、努力し、沢山のお客様の喜びの大河のひとしずくになりますように精進して参ります。

慎んで本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

Guts

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