自立した自由な社会に役立つ大人の鳥へ

自立した自由な社会に役立つ大人の鳥へ

ほっとメッセージ

こんにちは。お元気でいらっしゃいますか?

自立した自由な社会に役立つ大人の鳥へ。

早いもので、昨年の7月に、創業20周年のイベントをさせて頂いていたと思ったら、あっという間に1年が経ちました。

最近、昔一緒に働いていた仲間と出会い直すことがよくあり とても嬉しくなります。
そして会った人が、それぞれに表現の仕方は違いますが、
「今の私があるのは、あの時『プロ・アクティブ』にいたから・・・」
「みんなと一緒に仕事をしていたから・・・」
「ガッツさんに色々教えてもらったから・・・」
など、こんな感じの話がよく出てきて、感謝してくれていることが分かり、 こちらが恐縮したり、恥ずかしくなったり、思いもかけていなかったりすることがあり、 何ともいえない感動を味わうことがあります。

経営者冥利につきる瞬間だと思いますし、本当にじわ~っとした幸せを感じて、こちらが感謝の気持ちで一杯になります。

もしかするとこの社会は、母親が家族の中で子供を育てる中心であるとしたら、父親は社会の縮図としての会社や法人、団体などという「大家族?」の中で、部下や仲間などを育てる母親の役割があるのかもしれません。
だから何年も過ごして巣立っていったヒナ鳥が、一人前の頼もしい「大人鳥」として、社会で羽ばたいている姿に出会うと、その成長に胸が一杯になるのだと思います。

会社という巣の中で、社長(上司、先輩など)という母鳥の愛情と、厳しさというエネルギーをもらい、自立した自由な社会に役立つ大人の鳥へと自己成長し、生まれ育った巣(会社)をより良くするか、あるいは卒業して、自分で小さくとも新たな巣を作るか、またそこで培ったそのDNAを大切にして、他の巣(会社)でそのDNAや生き様、才能、個性を生かし、その巣(会社)をさらに素晴らしいものにしていける鳥になるのか・・・。

会社や社長の役割とは、きっとそういったプロセスや物語を応援する大きな役割と使命があるのではないかと思います。

若き時代に鍛えられたことが、今でも私の根と土を創っています。

そういえば、私も大学を卒業してから、30才手前までは、我の強い割には移り気な足元のおぼつかない本当に頼りないヒナ鳥でした。

1つ目のシマノ(株)という会社では、営業ではなく、生産管理という数字のつきまとう苦手な仕事につきました。納期までに担当商品群をいかに間に合わすかという仕事で、いかに現場のオッチャンに協力してもらえるかがキーポイントでしたが、

それを教えてくれたのも、会社の野球チームの早朝練習の後の朝風呂で、つぶやくように教えてくれた金瀬戸さんという現場主任でした。
「哲(テツ)、おまえ、血が通わん仕事したらアカンで。現場を大事にして、現場に可愛がられてなんぼや。おまえが可愛がられ、駆け引きなしに頼んだら、みんな 『哲のためや、何とか協力したろ』となるからなぁ。だから、この現場の人が多い野球チームでおまえがピッチャーしているのも、全部生きてくるでぇ。 全部大事にしいやぁ。」
この金瀬戸さんの湯舟の一言は、私の仕事の行き詰まりを一瞬で解かしてくれました。
「頭で考えててもアカンわ・・・。カッコつけても始まらへん。オッチャンに愛されて、オッチャンの喜ぶこと、役に立つことを仕事でも、野球チームでもアホになってやってみよ・・・。」

こう思ったらとても楽になり、それから仕事がとてもうまく廻るようになって、自分の小さな自信へとつながっていきました。
高校の時に甲子園を目指し、上下関係や根性を培うこと、チームワークのつながりや絆を大切にしてきたことも、こんな時に役に立っていくんですね。

現場のオッチャンと、ビールを飲みながら野球談義に華が咲くのも、野球仲間であることの信頼感、安心感と「野球」という共通言語のおかげ。人生にムダは一つもないんですね。

サラリーマン時代の最後の転職先でもあった(株)リクルートでも、私はウツに近い状態にまでなりましたが、仕事に自信を失いかけていた時に救ってくれたのが、アメリカンフットボールを大学時代にやっていたことでした。
リクルートのアメフトチームの立ち上げに参画したことでウツ状態から脱皮し、トップセールスにもなれ、エネルギーが回り始め、短い期間でしたが、私のリクルート人生が花開きました。
そして、その時にリクルートから学んだ事は、リクルートの社是にもなっている「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」ということでした。

これが現在の『プロアクティブ(一歩前に出て)』という前向きな生き方、在り方の生活提案へとつながっているのだと思います。
やはり若き時代に教え鍛えられたことが、今でも私の根と土を創っています。

そうやって、ヨチヨチ歩きのヒナ鳥の私も、学校という巣、会社という巣で様々に学び、培った事で、今、立場が変わってヨチヨチ歩きの親鳥になり、諸先輩方やその時々のお客様方に育てて頂いたことを血肉にして、21年目のプロ・アクティブという巣づくりに励んでいます。

それは、「会社」というよりも、快舎(カイシャ)すなわち、スタッフもOBも、そしてもちろん大切なお客様や様々なパートナーの方々も、快適、愉快、快活(※各「快」にルビ)に集える舎(いおり)のようなイメージだと思っています。

21年目、21世紀の快舎(カイシャ)づくりを目指して、また1年、指揮をふるい、いいハーモニーを奏でられるようにしていこうと思います。

応援よろしくお願いいたします。

今までも、今も、そしてこれからもご縁のある、 あった、全ての方々に生(行)かされていることに感謝、感動!

感謝

Guts

ほっとメッセージカテゴリの最新記事