重岡愛(しげおかあい)のゆの里だより
「月のしずく」のふるさと、「ゆの里」にある宿泊施設「このの」の女将。「水の番人」重岡昌吾さんの奥様です。
今年1月、待望の赤ちゃんを授かり、とうとうママになりました。
自分らしく、愛のままに育てたいという育児のことから、日々のゆの里の様子など、愛さんからの「ゆの里だより」です。
桜の花が咲き乱れる春。
一年で私の一番大好きな季節がやってきました。
桜と言えば私のお気に入りの絵『活きる』。
この作品を描かれた南 正文先生は、『4分の1の奇跡』の入江監督が、
私たちにご縁を繋いでくださいました。
初めてお会いしたのは一年半前。
あの時の優しく微笑む何とも言えない暖かい先生の眼差しは、今も目に焼き付いています。
先生は「ゆの里」をとても気に入って下さっていて、
次々とお仲間に「ゆの里」や「月のしずく」を紹介して下さっています。
先生のまわりにいる方々もとても気さくで心の綺麗な素敵な方ばかり。
そばにいると心が暖かくなり、幸せな気持ちになるのです。
先生は小学三年生の時に事故で両腕を無くしてしまわれました。
でも先生の立ち振舞いはとても自然で両腕が無いと言う事を忘れてしまうほどです。
きっと今までに辛い思いをたくさんされたことでしょう。
先生はどんな出来事にも意味があると言って、病気をして死にかけたことにまで感謝しているとおっしゃっておられました。
先生に出逢えたこと、「ゆの里」にいるから、いろいろなご縁を繋いでいただけることに幸せの思いで一杯です。
育児、仕事、家事、そして遊び。
子供がいるからと諦めず、これからも何事にもチャレンジして
1日1日を大切にしていきたいと思います。