由歌利流★満タン人生のススメ「まん丸に笑おう」Episode・10
50代。不完全だからこそ人は愛しい という真実にたどり着くのです。
私より若い人たちが、「もう若くないから」 と口にすることがあります。
女性に限りませんが、年を重ねれば重ねるほど、 なにかをする時に、気持ちや身体がついていかないことを年齢のせいにしがちです。
そんな時、私が必ず言うことは、「20代は生まれたて、 30代は蒙古斑、 40代はパンパース、女は50才から花開 く!」という言葉です。
20代は自己中心、 30代は正しさを主張し灰汁を出しま くる。
40代で人生の意味や、時間の有限を考えはじめ、 50代で生きることの面白さや人間の愛しさに気づきます。
私も若い頃は「ねばならない」「ちゃ んとしなくちゃ」と遮二無二突き進んでいました。
思い返せば、肩ひじを張 って生きていたことがよくわかります。
50才頃から、過去の自分に「もういいよ、よく頑張ったね」 と伝えてあげること ができるようになりま した。
いい意味での諦め かもしれませんが、年を重ねるということは、自分や周 囲の人を許すことができるようになることなのではと思うのです。
忘れられない痛み、どうしてもできない自分をダメだと責めてしまう。
誰しも経験があること。
若いと言えない年齢になって、ようや く、できなくてもいい、不完全だからこそ人は愛しいのだという真実にたどり着くのです。
傷を負っても、魂は傷つきません。抱えているものを、手放していいのです。
過去を振り返れば、たくさんのダメな自分が見えます。
かわいいものです、本当に。
今もまだ「もっとやらなければ!」があるのなら、その気持ちをそろそろ手放しましょう。
もう、許して、ゆるんでいいのではないでしょうか。
ずっと頑張ってきたのです。
まだ時間はあります、十分に。
自分のために時間を使いましょう。
遅いということはありません。
できないことがたくさんあるあなたが、誰よりも愛される資格があるのだということを認めてしまいましょう。
過去の嫌だった人たちでさえ、ここに至る気づきに必要だから存在したのです。
どんなことがあっても大丈夫、完璧ではないからこそ、素敵なのです。
今、この時を生きましょう。