「健幸創造快社」
こんにちは。お元気でいらっしゃいますか?
36年目の秋。第3次の集大成に、会社のメンバーに伝えたメッセージ。
黄金の稲穂が輝き、収穫の秋を彩ります。
おかげ様で、私達の会社はこの7月に創業35年という区切りを終え、36年目の秋を迎えることになりました。
私も65歳を迎える年になり、会社も自分自身も集大成の秋という感じがしています。
その35年は山あり谷あり連続の事業経営でしたが、本当に素晴らしいお客様や、生産者や販売パートナーの方々、そしてプロ・アクティブのメンバーや家族に支えられて今日があります。
本当に有難く、ここまで続けてこられたことが奇跡のような感じすらしています。
その間、プロ・アクティブを卒業していったスタッフも数多くいますが、皆それぞれに元気にやっていることを考えると、しみじみと嬉しくなります。
会縁奇縁で出会ったプロ・アクティブの仲間やOBが、社会のどこかで一隅を照らす存在でいてくれること祈るばかりです。
今回は、12年をひと区切りとした第3次経営の集大成となる36年目の始まりに、社内で皆と共有した「理想の会社像・こんな会社を一緒に創っていきたい」という私からのメッセージを、あえてメンバーに向けた原文のまま、お客様にも公開させていただこうと思います。
6つの言葉に託した私達の理想の姿とは・・・?
ご一読いただければ嬉しいです。
自然の理に運ばれる自然経営、展開感知型経営が私の理想です。
◆ ガッツより、プロ・アクティブメンバーのみんなへ
会縁奇縁、抜苦与楽、全機現、自他一如、一燈照隅、不易流行
私が理想とする会(快)社とは、有機的な心地良さ、温もり、繋がり、輝き、意識を大切にする会社です。会社は、法人という生命の躍動と輝き、存在によって社会に役立ち、喜ばれる存在になることで共に生成発展するものだと思います。
私達は、会縁奇縁(あいえんきえん)によって生かされて、お互いの人生を生かし、生かされています。同じ会社にいるということもその縁の中で生かされていることです。
それぞれの個性や才能、経験、感性は様々ですが、会社の存在理由や使命を互いに感じながら、その会縁奇縁の中で生き甲斐のある人生を送り合いたいのは皆一緒だと思います。
そして、その会縁奇縁の中で、過去も今も意味があってご縁のあるお客様を、健やかに幸せにしたい。そのためには、心を通わせて目の前のお客様の心身の苦しみを抜き去り、楽(らく、たのしみ)を与えることを目指します。
お客様、ご家族(ペットも)の状況、背景、物語、人生に寄り添えば寄り添うほど、深く広く具体的な身体的・精神的・環境的な心配、不安、痛み、悩みの苦を理解し、どうすれば楽や安心、喜び、心地良さ、元氣を与えられるかを一生懸命に創造(想像)できます。
お客様、ご家族の心身の抜苦与楽(ばっくよらく)の創造と実践で自分の個性、才能、経験、人間性を磨いて、今、ここにすべてを出しきる。この全機現(ぜんきげん)の生き方、あり方から発せられた心のこもった商品、情報、サービスだからこそ、お客様が感動し、喜び、感謝してくださり、支持していただけるのだと思います。
これは機械(AI)にはできない、人の創造とお客様との関係性にしかできない価値です。
機械に頼れば頼るほど、心が薄れ、枯れ、無くなります。
逆にお客様は、自分や家族のことを気にかけてくれる人や会社、本当にいい商品、情報、サービスを心から求めています。一消費者として自分自身も同じ心で物選びや信頼できる会社、人を求めていると思います。まさに、自他一如(じたいちにょ)です。
そんなお客様が今もこれからも増えてきますが、その寄り添いの共感パートナーとして、お客様の真の健幸という光や風を届ける健幸の扉として、さらに深化、進化、特化して、自らが燈となってそれぞれの持ち場、役割で一隅を照らしながら各々の役立ちの光を放つ。まさに、一燈照隅(いっとうしょうぐう)です。
お客様に、社会に、仲間に、一隅を照らせば、照らし照らされて、世の中によい光と風が届きます。その感謝と喜びがエネルギーとなり、利益(りやく)となって帰ってきます。
この商道の利益の循環の理(三方良し)を、不易流行(ふえきりゅうこう)という変わらない事業理念や価値観を大切にしながら、時代や環境の変化に応じて自らを変化、進化、深化していく、柔軟性と向上心。いい体験や智慧、行動力、協調力を相乗効果し合いながら事業や仕事を通じて共に成長し、働く喜びや感動や感謝を共有していく。そんな会社を一緒に創っていけることが私の理想です。
時代の大転換の今だからこそ新たな合縁奇縁に恵まれるチャンスもありますが、先行き不透明ゆえに一年一年が大切だと思います。時代の風を受けながら、自律(立)し、協調し合って、愚直に楽しく田を耕し、自然の理に運ばれる自然経営、展開感知型経営が私の今迄そしてこれからの理想です。それをみんなで協働創造する会社にできれば嬉しいです。
〈代表・山口哲史〉
6つのキーワードを大切に願晴(がんば)っていきます。
会社は、端(はた)を楽にする仲間が心地良く、愉快に集い合う研鑽の場であるとしたら、会社=快社。 そこで働く仲間達が会縁奇縁で出会った大切なお客様の健やかで幸せな暮らし、人生を一緒になって創造していく“健幸創造快社”でありたい。
言うは易し、行うは難しでまだまだ発展途上の未成熟な快社ですが、6つのキーワード「会縁奇縁」「抜苦与楽」「全機現」「自他一如」「一燈照隅」「不易流行」を大切にしながら、少しでも理想像に近づけるように願晴っていきたいと思います。
変わらぬご支援、ご愛顧をどうぞよろしくお願いいたします。
感謝
Guts
【理念を象徴する言葉たち】
●会縁奇縁(あいえんきえん)
人との出会いは、偶然ではなく不思議な縁によってもたらされる尊いものであるという意味。「合縁奇縁」とも書かれ、深い縁によって結ばれることを指します。
私達が出会えた仲間、そしてお客様との出会いはすべてが奇跡的な縁によって成り立っていると感謝し大切にしていきます。
●抜苦与楽(ばっくよらく)
人々の苦しみを取り除き (抜苦)、楽しみや安楽を与える(与楽)という意味。
私達はお客様の心身の苦しみを理解し、それを解消し、喜びや安心を提供することを使命とします。
●全機現(ぜんきげん)
持てる能力や精神のすべてをその瞬間に発揮するという意味。
お客様のために、今、ここに、自分の個性、才能、経験、人間性のすべてを出し切ることで、最高の価値を提供できると考えます。
●自他一如(じたいちにょ)
自分と他人は一体であり、切り離すことができないという考え方。自分を大切にすることは他者を大切にすることにも繋がり、逆もまた然りです。
私達は、お客様も、仲間も、自分自身も、すべてが繋がっているという意識を持って行動していきます。
●一燈照隅(いっとうしょうぐう)
「一隅(いちぐう)」つまり自分のいる場所や、与えられた役割を懸命に照らすこと。 一人ひとりが自分の持ち場でベストを尽くせば、その光が広がり、社会全体を明るく照らすことに繋がるという考え方です。
●不易流行 (ふえきりゅうこう)
「不易」は変えてはならない本質、普遍的なもの。「流行」は時代や環境の変化に応じて柔軟に変化していくべきものです。
事業の根本にある価値観や理念は変えずに、時代の変化に合わせて常に進化し続けることの大切さを表します。