節目の2020年を2年後に控え、来年は重要な繋ぎの一年に。
こんにちは。お元気でいらっしゃいますか?
いもので今年もとうとう師走。光陰矢の如し。一年はあっという間ですね。
そして来年平成30年は、翌年の新天皇即位を控えた繋ぎの年であるとすれば、とても大切な一年になると思います。
元号が変わり、さらに翌年2020年は56年ぶりの東京オリンピック。これらの2年は、日本中が沸き立ち、世界で日本が再び脚光を浴びる、まさに大きな節目の年になっていくのでしょうね。
そしてその2020年は、私達の会社も30周年を迎えることになり、時代の節目と自分達の会社の節目が重なるとても大切な年となります。
節目といえば、私達の主力商品である『月のしずく』の湯元の「ゆの里」さんは、今年で30周年。
同じくロングセラーの人気アイテム『TAKEFU(竹布)』を製造されている「株式会社ナファ生活研究所」さんは20周年の節目となりました。
私達にとって、長きに渡り一緒にその歴史を共にしてきた同志でもあります。
和歌山の紀ノ川沿いに、「金水」「銀水」「銅水」(まるでメダルのようです)と呼ばれる3つの聖なるお水が湧くゆの里には大きな使命とビジョンがあります。
現会長の重岡寿美子さんが、ご主人の反対を押し切って順調だった織物製造の仕事を手放し、「これからはこの地に温泉ランドをつくり、地域の人々の健康を守らなければ」という天賦の直感を信じ、温泉を掘り出したのが30年前。
それがゆの里の始まりでした。
当時、ベテランの温泉掘り師からは「この土地からは温泉は出ませんよ」と助言されたといいます。
しかし寿美子会長は「私の直感に間違いはないと思うから、とにかく掘ってみてください」と返しました。
この会長の覚悟と信念があったからこそ、後に多くの人々を救い、癒していくことになる3つのお水が湧くことになりました。
それはまさしく、空海の遺言ともいえる「後世、この神野々(ゆの里の地名)の地の深くに、世の中が濁り、乱れ、人々の心身が痛み、元気を失う時に、その心身を救い、癒すお水の存在に気づき、そのお水を湧かせる人が現れるであろう」という言葉通り。
そんな遺言を当時の寿美子会長が知る由もありませんでしたが、間違いなく大きな役目があって地上に導かれた3つのお水が、ゆの里のお水でした。
現在は息子の重岡昌吾社長がその大きな使命と意志を引き継いで、今では世界中の識者がこのお水の存在を知ることとなり、医学的にも科学的にもその不可思議ともいえるお水の力を様々な分野で生かそうと研究され始めています。
世界のトップ層の医学者・科学者がゆの里のお水の実用に大きな関心を寄せる理由は、神戸大学の生体計測工学の教授であられるツェンコヴァ・ルミアナ先生が提唱しているアクアフォトミクス(水の持つ情報や働き、機能などを近赤外線を使って読み解く解析方法)というメソッドにあります。
ツェンコヴァ先生のこのメソッドがどれほど凄いものか、ここでは語り尽くせませんが、ノーベル賞学者も一目も二目も置くようなメソッドであり、技術であることは間違いありません。
人類の進化と自然との調和がもらたす新技術の実用化。
その一端を担えたら…。思うだけでもワクワクしてきます。
ツェンコヴァ先生をはじめとする科学者・医学者たちの今後の研究によって、これまでは微細すぎて分からなかった量子的なお水の機能、情報、働きなどが分かるようになると、おそらくそれは医学的にも科学的にも大きなインパクトとなり、様々な産業にいいパラダイム変化を起こしていく・・・。
そして、人類の進化と自然との調和がもたらす新技術として、3年、5年先には着実に実用化が進んでいくのだと思います。
その時を同じくして3年後に節目の30周年を迎える私達も、ゆの里のお水のご縁を通じて、少しでもその一端を荷負えたら、これほど素晴らしいことはありません。今から思うだけでもワクワクしてきます。
そして同じようなことが、『竹布』開発者の相田雅彦社長にも、株式会社ナファ生活研究所20周年の区切りの年に始まろうとしています。
「人が最も痛み苦しむ時に、そっと寄り添う1枚のガーゼ」。
この言葉は、シルクに勝るとも劣らない光沢があり、柔らかく心地いい竹の綿(わた)を初めて手にされた時に生まれた相田社長の想いそのものです。
なんとかこの慈愛と優しさに満ちあふれた竹の繊維で、世界中の様々な心身の痛みを救いたい・・・その一念で、前人未到の竹の繊維を『TAKEFU』というブランドに育て、少しずつ一般の方々にも認知される存在へと押し上げてこられました。
私達も10年前、この繊維は単なるエコ雑貨の商品で終わるような存在ではないと直感し、同士の気持ちで、癒しの繊維として一般認知されるよう、私達なりに啓蒙普及してきました。
おかげ様で、肌が敏感な方々や皮膚疾患の方々はもちろんのこと、オーガニックで心地良く安心な生活を求められる方々など、全国で本当にたくさんの『竹布』ファンがいらっしゃいます。
単なる衣服ではなく、”医服”であり、”癒服”であるのがこの『竹布』の素晴らしさだとつくづく思います。
3年後、30周年の節目に、
私達の使命やビジョンも満たされていることを夢見て…。
そんな『竹布』ですが、相田社長20年来の悲願でもある竹ガーゼ(『守布』)が、あと少しで、医療用ガーゼとしての国の正式な認可が下りるところまできています。
そうなると、床ずれなどの褥瘡(じょくそう)で苦しむ方々のケアや予防など、医療の現場でも、「そっと寄り添う1枚のガーゼ」が母親の手当てのように苦しんでいる方々の支えになります。
まさに相田社長のビジョンが、20年の節目に現実となって顕れてきており、本当に嬉しい限りです。
3年後にはオリンピックの現場で『竹布』が選手の支えになっていることも充分あり得ますし、私達もその一端を荷負えれば、と強く思っています。
ゆの里のお水や『竹布』と共に歩み、3年後、30周年の節目に人々の希望と可能性、生きる力に寄り添えることができていたら、私達の使命やビジョンも満たされます。
そんな日を夢見て、千里の道も一歩から。2017年の節目の12月をしっかりと気持ち良く締めくくり、新時代へと繋がる平成30年を迎えたいと思います。
最後になりますが、今年一年、本当にありがとうございました。
来たる新年が皆様にとって素晴らしい節目の幸多き年であることを祈りつつ・・・。
合掌
Guts