えっ?!緊急入院?

えっ?!緊急入院?

ほっとメッセージ

全くノーマーク。
思いもかけていなかったことが・・・!

残暑お見舞い申し上げます。お元気でいらっしゃいますか?

私は今、思いがけず緊急入院した病院から退院してきたところです。

「えっ、入院?」。そうなんです。人生初の入院で、しかもそんなことはないだろう・・・とタカをくくっていました。
お恥ずかしながら、自分の体に対する大きな慢心があったと、下っ腹を押さえながらただただ懺悔するばかりです。

事の顛末は、今年の健康診断の結果から始まりました。

ここ20年近く、健康診断では毎回、体重や血圧、血糖、肝脂数、コレステロール値などはほとんど変わらず、“優”の結果がほとんどの「健康優良児」でした。今年も、さもありなんと思い、いつも通りに会社の健康診断を受けました。

ところが数日後、嫁さんから、「ガッツさん、今年の健康診断の結果が届いたけど、便に血が混じっているから、大腸の要再検査みたいよ。大丈夫?」と告げられたのです。

「えっ、ホンマに。ウソやろ?」そんな言葉が反射的に私の口から出てきたのは言うまでもありません。
「便をとった時、血が混じっているようには見えなかったのに・・・不思議やな~」。それが本当のところでした。

「もう1回検査をしておいた方がいいよ」という嫁さんの言葉に、「何かの間違いやし、面倒臭いからもういいわぁ」という心のつぶやきをしている自分がいましたが、嫁さんの心配そうな顔と、やっぱり何かあったら困る・・・という内なる声が勝ち、とりあえず再検査をしてみることにしました。

私の場合はラッキーなことに、セカンドオピニオン的存在の人がいたから、検査をすることに迷いがなくなったのも事実です。

その存在とは、お医者さんがなかなか治せない症状に、サプリメントなど独自の処方を組んで最先端の代替医療のアプローチをし、多くの患者さんを救ってきた宿南 章(しゅくなみあきら)さんです。

私達の隠れた人気商品『プロミネラル』や、愛犬家に信頼を得ている大ヒット商品『ドッグスタンス 鹿肉』の産みの親でもあります。
彼は、様々な結果を出してきていることから、医師からも多くの支持を受けています。

そんな彼に健康診断の結果を相談してみたところ、「ガッツ社長、いろいろと無理をされてこられているのだから、腸のメンテナンスのためにも検査はしておいた方がいいですよ。悪性のポリープでも、ごく初期であれば、切除すると再発の可能性はほとんどありません。良性のポリープなら問題はありませんが、これも大きくなり過ぎると悪性のポリープを産み出し、ガン化を促進する可能性があります。早いうちに取っておくことはいずれにしてもいいことですよ」この一言がやはり大きかったと思います。

それで大腸の内視鏡検査を受けてみることにしましたが、この時点でもまだどこかで、「私の体は大丈夫。きっと何かの間違いやわ・・・」という変な自信がありましたので、「さっと帰って仕事をして、夜には人と会食しよう」と思っていました。

正直、心のどこかで、痛いと言われている内視鏡検査の痛みから逃れたいとか、嫌な結果が出たら恐いなぁなど、無意識の不安から平静を保ち、つらい事から目を逸らそうとする自分がいたと思います。本当に往生際が悪いですね(笑)。

何ともいえない不安と、味わったことのない違和感・・・
痛く、長く、格好悪く、それでいて微笑ましいものでありました。

さて、内視鏡検査の直前、40才前後の女性が問診を始めました。問診が終わり、いざ診察室に入ってみると・・・。
何と先ほどの女性が主治医ではありませんか。
しかも、あと2名の助手の方も若めの女性で、女性ばかりの手術チーム・・・。

「ほんまかいなぁ~。男の先生とちゃうんかぁ~」。私の古びた固定観念はもろくも崩れ去り、小さな手術ベッドの上で、私はまるでマナ板の鯉のようになって、内視鏡検査が始まりました。

今だかつて味わったことのない大きな違和感を私の体全体に与えながら、徐々に内視鏡が大腸内を進んでいきました。

そして、五寸釘を打ち抜かれた様な激しい痛みが走りました。
思わず、「うっ、痛いっ!」と訴えると、助手の女性が激痛の部分に手を当てて、「大丈夫ですからね。すぐにおさまりますからね」と言って励まし、私の痛みに寄り添ってくれました。

激痛の瞬間、私は、「女性が子供を産む時は、こんな感じが延々と続くんだろうな・・・。本当に女性は凄いなぁ・・・。お母ちゃんや嫁さんに感謝せなアカンなぁ・・・」と、もう一人の自分がつぶやいているのを感じました。

そんな女性に対する敬意と感謝がよぎったせいか、私のお腹を押さえながら励ましてくれている女性の手がものすごく温かく感じて、その純粋な励ましや、癒しの力が私の激痛を比較的短時間で快方へと導いてくれました。

とはいえ、検査だからすぐに終わると思い込んでいた私にとっては、1時間近くかかったこの検査は、痛く、長く、格好悪く、それでいて微笑ましいものでもありました。

20年続けた健康診断。そのありがたさと
大切さを、初めて気づかせてもらいました。

術後、オペをしてくれた先生が、「山口さん、直腸に近いところにこんなポリープが見つかりましたよ。色や形から見て大丈夫だとは思いますが、10日位したら検査の結果が分かりますので、また来て下さいね。痛かったと思いますし、今日は出血とかも心配なので、1日入院して下さいね」。
そう言って、ピンク色をした直径7ミリ位の切除したばかりのポリープを1つ、私にじっくりと見せて下さいました。

それはきれいなポリープでしたが、まさか自分の体の中にできているとは、全く思ってもいませんでした。
ある意味この鈍感力が、私の“健幸”を今まで支えてきたのかもしれませんが、宿南さんが言うように、50年以上生きてくると、長年のストレスと乱れた食生活などで、体のあちこちにひずみが出てくるのも事実です。

特に大腸は最後の栄養吸収と、余分なものを体外へと排出してくれている大切な臓器。 24時間365日、無休で働き続けてくれていることに感謝こそすれ、無碍(むげ)にしたりすると、バチが当たります。
こんなことがあって、“生かされている”ことにもやっと気づくんですね。

お恥ずかしながら、20年近く健康診断をやり続けてきて、初めてその有難さと大切さに気づけたように思えます。

また、チリも積もれば山となるではありませんが、やはり、できるだけストレスを少なくして、バランスのいい食事と自然の理に叶った生活習慣を実践することの大切さも身をもって感じた緊急入院でした。

十数日後・・・

恐る恐る検査の結果を聞いてきました。良性ということで、ほっとひと安心でした。ご心配をおかけしましたが、やっぱり健幸が一番ですね。
ありがとうございました。

合掌

Guts

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