男の可愛い「鈍感力」。

男の可愛い「鈍感力」。

ほっとメッセージ

こんにちは。お元気でいらっしゃいますか?

「数々の罪、どうかお許しください・・・。」-男性諸氏 代表-

今月は、私事で恐縮ですが、女性の事についてお話ししたいと思います。

えっ、女性?

ちなみに、来月(3月)で、私は満50才になります。
また結婚して20周年を迎える記念すべき月にもなります。

よくもまあ50年も生きてこれたなとつくづく思いますが、その大恩人は、何といってもお腹を痛め生み育ててくれた「お袋さん」です。

それはそれは何を言ってもいうことをきかない「唯我独尊」だった?らしい私を、今日まで見守り育んでくれたご恩は、言葉では言い尽くせません。

そういえば、昨年末に実家に嫁さんと一緒に帰った時に、ここぞとばかりにお母ちゃんは「この子は、家の手伝いも全然しないし、外に出たら出っぱなしで、ホンマに世の中に出て大丈夫か?とずっと心配していたんよ・・・」とまるで鬼の首をとったかのように嫁さんにしゃべっていました。

嫁さんも我が意を得たり?に近い感じでニコニコしながら、何度もうなずいていました。

こんな時、男は殻にとじこもったやどかりのように、じっとその「マシンガントーク」の嵐が去るのを待っています。

そういえば、嫁さんとの夫婦のやりとりの中でも、たまに言ってはいけないキーワードをまるで地雷を踏んだかのように言ってしまった時にも、同じ事象が起こります。

大昔にもうすっかりこちらは忘れ、清算し切ったつもりになっていたことも、内臓の奥底から引っぱり出すように、まな板の上に並べられ、本当に「もうどうなってもいいわぁ~」という位、大変になる事がありました。

女性の身体の奥深くには、大容量の記憶可能なメモリーが感情別にいっぱいあって、何かの拍子でそのメモリーが、自然発火するかのように、過去の情報を一瞬で選び出し、喜怒哀楽をその時々の状況や環境に合わせて作動させるものなのか・・・?

男の私には、このメカニズムが全く理解できず、そんな時はいつも、「非暴力、無抵抗の聖人ガンジー」を見習って、じっと耐え忍んでいる・・・。

もちろん、全ては因果の道理があるので、元をたどれば私自身に原因が多分にあったことはやはり事実で、トラウマになるような心配をかけたりなど、本当にたくさんの罪をつくっていたんだと思います。

とはいうものの、その時々でそれなりに謝ったり、非を認めたりはしてきたつもりですが、やはりそれを満たしきるだけの誠実かつ素直な懺悔が出来ていなかったんだと思います。

この場をお借りして、
「かけがえのないお母ちゃん、サキちゃん(嫁さんの呼び名)へ、
本当いろいろとご迷惑、ご心配、ご負担をおかけしました。
50年と20年の無数の無自覚な罪を心からお詫び申し上げます。
どうかお許しください・・・。」

ちょっと世間の男性諸氏を代表するかのようなお詫びになりましたが、これを言いきっておかないと、次の51年目、21年目はないと思いましたので、恥を忍んでお詫びさせて頂きました。

女性が本能的に持つ究極の才能。

ちなみに最近、なぜこの偉大なる女性が、大昔の不満やつらかった事、悲しかった事をまるで昨日のように臨場感たっぷりに、これでもかっ、という位に語れるのか?というメカニズムの答えをある本(黒川伊保子著「夫婦脳」新潮文庫)から見出せ、かなり納得できるようになりました。

その著者で、男女の脳や感性の違いの研究の第一人者である黒川先生曰く、女性は自分の産んだ子供が病気になったり、ケガをしたりすると、
究極の母性本能がフル稼働して、過去にあった出来事や経験をフル活用して、その緊急事態を解決しようとする。
その為には、これまでに体系化された知識や体験から絞り出してくる知恵を掛け算し、その都度その時々に合わせた人生最良の判断を下していくとの事。

それゆえ、子育てや介護などの緊急対応に不可欠な過去の類似記憶を総動員して、その場その時に最善の行動を起こし、事なきを得ていくことができるのだとか・・・。

自分の産み育てた遺伝子や恩義のある親の系を守るためにも、女性が本能的に持つ究極の才能 がこれに当たるわけですが、そこには副作用もあり、過去に起こった目をつぶった方がいいネガティブな記憶なども区別なく発露されていくということでした。

「私が身重(みおも)だったのに、いたわりの言葉もなく、ほったらかして好きなことばかりして、時々心にもないことを言ったりして・・・。」

ビクッとするようなフレーズですが、これも種の保存のためには、本能的にポジティブかネガティブかの見極めなく顕れてくる生理現象のようなもの?

う~ん、なるほど・・・。深い・・・。

自分自身や家族を守るために本能的に養ってきた男性の鈍感力。

逆に男性が、奥さんや娘、恋人が髪型を変えても気付かないのは、何千年、何万年も前から狩りに出ていたDNAを持つ男の悲しい性(さが)で、マンモスの大群に踏み潰されたり、猛獣に追われて谷に落っこちてしまう危険にさらされながら獲物をつかまえ、家族に持ち帰るという命懸けの責任を果たすためには、目の前の人の表情や外見の変化に心を惑わされたり、悲しげな姿に後ろ髪を引かれてしまったら、それこそ命を一瞬に持っていかれるかもしれない・・・。

そういった環境や状況に対応し続けるためにも、究極の鈍感力を身につけていないと、それこそ自身の種や系を残せずに、死に絶えてしまうかもしれない・・・。

これも自分自身や家族を守るために本能的に養ってきた才能であり、本当に自然な生理現象のようなものであるとの事でした。

うん、まさにそんな気がする・・・。

もちろん自己弁護や自己保全も少なからずあったり、その能力を悪用するような場合もありますが、逆に男性諸氏を代表して、女性の方々、どうかそんな男の「可愛い鈍感力」をお許しご理解頂ければ、ちょっとは我が身が救われます。

まぁ、こういった背景や特徴の違いを知っているか知らないかで、きっと家内安全、夫婦和合、子孫繁栄など、様々な事に影響してくると思いますし、親子や夫婦、恋人同士の絆の深まりも違ってくると思います。
もちろん、分かっちゃいるけどできない、やめられないのが我が身の弱さ、至らなさ。

50歳、そして結婚20年目を目の前にして、改めて、2人の女性に声を大にして感謝の言葉を・・・。

今まで苦労かけてゴメンネ。
本当に今までずっと愛してくれて、大切にしてくれてありがとう。
ずっと子供みたいな男(ヤツ)ですが、これからも懲りずに、飽きずに宜しくお願い致します。

感謝

Guts

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