困難に打ち勝つ勇気を与えてくれるような強さのあるハーブ
大きなやさしさを持つからこその本当の強さなのかも知れません。
毎年この時期、私の家の屋上の庭に誰よりも元気に育っているハーブがあります。
それが「レモンバーム」。学名のメリッサという名でも呼ばれることの多いシソ科のハーブです。レモンのような優しいさわやかな香りがすがすがしさを運んでくれます。
メリッサという名は、ミツバチを意味するギリシャ語に由来します。その甘い香りはハチをひきつけると言われていますが、人の心もひきつけてしまうのかも。アラビアでは愛や幸せを呼ぶハーブとされたとか。
ハーブティーとして用いると、精神的な疲れや憂鬱な気分、頭痛や消化器系の不調に役立ってくれます。決して主張する強さではありませんが、とても明るいエネルギーと優しさがあります。
以前、茎を7~8本つみ、ブーケのように束ねてお風呂に入れてみたことがあります。
ふわ~っとした優しいエネルギーに包まれ、さわやかな香りが心身を癒してくれる心地よいバスタイム。
でも、どうも何か気になる・・・。
ブーケをお湯に浮かべたり、持ってみたり、沈めたりしているのに、レモンバームはしんなりするどころか、すっと直立した形を保って活き活きとしているのです。水中に生えている草のように。
なんだか申し訳なくなり、お湯から出したあと植え替えてみたら、そのまま元気に根を生やし、今でもそのレモンバームは元気に育っています。42度ぐらいのお湯にしばらく浸かっていたのに。
それ以来、私の中でのレモンバームは、心を静めてくれるだけでなく、困難に打ち勝つ勇気を与えてくれるような強さのあるハーブだと思っています。
大きな優しさをもつハーブは、本当の意味での強さがあるのかもしれません。人にも言えることかもしれませんね。
7月のRecipe
活力UP水出しアイスハーブティーレモンレモン
レモンのような明るいさわやかなアイスハーブティーに助けてもらいましょう!
用意するもの
●レモンバーム(葉)・・・小さじ1杯
●レモングラス(葉)・・・小さじ1.5杯
●レモン(果皮)・・・小さじ1杯
●ラベンダー(花)・・・少々
作り方
全てを混ぜたものを、お茶パックにいれ、お水1~1.2Lを入れたポットに入れて冷蔵庫で冷やして4~5時間。おいしいアイスハーブティーの出来上がり!
元気がでない、疲労感が残っている気がする、気持ちが沈みがち・・・。
季節の変わり目、レモンのような明るいさわやかなアイスハーブティーに助けてもらいましょう!早目に飲みきって下さいね。
☆ホットティーもおすすめです。
(*より薬効を求める際、ハーブティーはホットがおすすめです。)