漢方的生活

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  • 2014.06.18

口の渇きが収まらなくなってきた…という時は夏バテ予備軍です。

四季と寄り添う~利奈の漢方的生活 [Vol.6 文月(fuzuki)]口の渇きが収まらなくなってきた…という時は夏バテ予備軍です。 じりじりと照りつける太陽と蒸し暑い空気に、夏本番を感じる「暑」の季節ですね。 旧暦六月の終わりに茅の輪をくぐる「夏越の祓」という行事が行われますが、成長力の高い茅は生命力を促し、穢れを祓う力があるとされています。疫病退散の意味を持つものなど、古くから伝わる […]

  • 2014.05.21

身体の水の余りによっておこる「水毒」。漢方薬を使うと早く改善します。

四季と寄り添う~利奈の漢方的生活 [Vol.5 水無月(minazuki)]身体の水の余りによっておこる「水毒」。漢方薬を使うと早く改善します。 爽やかな初夏が過ぎ、梅雨が訪れると、外邪の一つ、「湿邪」との戦いが始まります。洗濯物が乾きにくくなるのと同様、皮膚や呼吸からの不感蒸泄(発汗以外の水分喪失)もうまくいかないため、体に余分な水分が溜まりやすくなり、身体の水の余りによっておこる「水毒」の症状 […]

  • 2014.04.21

病気の発生は、「正気」が「邪気」に負けたときにおこると考えます。

四季と寄り添う~利奈の漢方的生活 [Vol.4 皐月(SATSUKI)]病気の発生は、「正気」が「邪気」に負けたときにおこると考えます。 端午の節句は宮中の薬猟りの日でした。 女性は菖蒲やヨモギなどの薬草を摘み、男性は鹿の若角を採りました。 菖蒲は葉や根に芳香があることから、邪気や物の怪を祓う力があると考えられていました。 昔は田植えの前に昌蒲とヨモギで作った小屋を作り、女性たちが忌みごもりをした […]

  • 2014.03.18

冬に溜まった「毒」を肝臓が代謝して、毒出しをはじめます。

四季と寄り添う~利奈の漢方的生活 [Vol.3 卯月(UZUKI)]冬に溜まった「毒」を肝臓が代謝して、毒出しをはじめます。 万物がすがすがしく明るく美しさを競う季節ですね。 お花見に出かけない私は、もっぱら仕事帰りの道すがら、庭先の桜の木で目を楽しませていただいています。 桜はその昔、「田の神の化身」としてあがめられ、秋の豊穣を祈ったのが花見の習慣の始まりだそうです。 夜道に浮かぶ桜は精霊のよう […]

  • 2014.02.18

陰と陽のバランスが整っていることが、最も良い状態です。

四季と寄り添う~利奈の漢方的生活 [Vol.2 弥生(yayoi)]陰と陽のバランスが整っていることが、最も良い状態です。 いよいよ3月。春の気が地中に至り、冬眠をしていた虫がうごめき始めます。昔の人は、”春分”を自然に感謝し春を祝福する日、だと感じていたようです。 春分を境に昼が夜より長くなりますので、この日の前後で「陰」から「陽」へと自然界の気が逆転します。 漢方では「 […]

なんとなく、ソワソワ。それは冬から春に向かって体が対応を始めた証。

四季と寄り添う~利奈の漢方的生活 [Vol.1 如月(Kisaragi)] なんとなく、ソワソワ。それは冬から春に向かって体が対応を始めた証。 はじめまして。桃仁堂の平部です。 東京・下高井戸で漢方薬局を始めてはや16年。 月日の経つのは本当に早いものです。 大学病院に薬剤師として勤務していましたが、本当に身体を治すとは…?ということにこだわった結果、東洋医学を含めたホリスティックな世 […]