由歌利流★満タン人生のススメ「まん丸に笑おう」Episode・3
焦っても、未来は未決。悩んでいるだけ損なのです。
出張のたびに季節を体感しています。
9月、 月と1週間の出張最終日に、2か月連続で台風に翻弄されました。
9月は惜しくも台風に一本取られ、延泊。 月は勘が冴えて無事帰宅。
運動会や屋外パーティー、バーベキュー。
台風に限らず天気予報に一喜一憂する事態に、みなさんはどうされていますか?
自然が相手ですから、刻々と変わる天気図、気象関連各社の予報とにらめっこ、最後はてるてる坊主と神頼みです。
出張は飛行機が基本の身、那覇に越した頃は、時間単位で変わる予報に気忙しくしていました。
ですが、最近は滅多に心が乱れません。
万全の体制をと数日前から必死に情報を集め、考えても決定打はありません。
焦っても、心拍数が上がっても、未来は未決。悩んでいるだけ損なのです。
できる手があれば打ち、前夜か当日まで放っておくのが最善。心が忙しくなるようなことが起こったら「なるようにしかならない」と、まずは深呼吸する。
まだ起きていない未来の不安を数えて怯えても、逆に放っておいても、起こる未来の結果は変わりません。
不安は、よくないことが起こるという気持ちを育てたゆえに生まれる妄想、その妄想を募らせるとさらに大きく育ちます。
どんなときにも起こることには意味があり、すべて自分の成長に繋がる経過点でしかないのです。
あるものに光をあてるか、ないものに光をあてるかで、
世界はがらりと変わるのです。
10年ほど前、私は大きな仕事を前に数々の不安に押し潰されそうでした。
いつも通りのとある朝、神棚にご挨拶をしていたら、突然、頭の中に私以外の誰かの言葉が入ってきました。
「ないものを数えるな」と。
あまりの驚きに一瞬固まってからの大騒ぎ(笑)。後にも先にもこんな体験はありません。
それで気づかされたことが、現状は何ひとつ変わらなくても、あるものに光をあてるか、ないものに光をあてるかで、世界はがらりと変わるということでした。
未来は「今」の積み重ねによって作られます。
なにかが起きた時には「そう来たか」と、楽しむ余裕を持ってみませんか?