雑誌やYouTubeで本や著者の紹介を連載しているサトケンが、あなたの中にすでにあるものを思い出し、生きる歓びを見出す本とのご縁を繋ぎます。
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エレガント・シンプリシティ
「簡素」に美しく生きる
著/サティシュ・クマール 訳/辻 信一
誰でも心と世界に豊かさと平和を取り戻すことができる
「エレガント・シンプリシティ」は、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい始めたとき、カナダの若者たちの共感を得て話題となった生き方。
「簡素で美しい生き方」とは、貧乏を意味しない。快適な生活をあきらめることでもない。
余計なものを削ぎ落とした時に現れる優美(エレガンス)は、日本の「わび・さび」にも通ずる。そのための考え方や心の在り方、日々の過ごし方の珠玉のヒントが美しい旋律で語られています。
そして、人生をまるごと受け入れ、自分を取り戻して幸せに気づくとき、歩くこと・思考すること・料理すること・掃除することetc・・・行為のすべてが創造性をかきたて、アートの喜びを生み出すと知ると同時に、あらゆる繋がりを意識して生きることができるようになり、世界の見方が変わるでしょう。
ジャイナ教の僧侶として修業し、還俗してマハトマ・ガンディーのインド解放運動に身を投じ、26歳から友人と2人で当時の核保有国を2年半かけて1万3000km、一銭も持たずに平和巡礼で歩き、イギリスで環境とスピリチュアルと科学が融合した雑誌『リサージェンス』の編集主幹となって50年で20か国4万人の定期購読者を育て、学びと家庭が一体となる中学校「スモールスクール」と、全体性(ホリスティック)の世界観を学ぶ大学院「シューマッハーカレッジ」を設立。
世界中の活動家やコミュニティと繋がりながら発信を続ける、現代を代表する思想家サテシュ・クマール氏の人生や暮らしに活かせる知恵が詰まった本です。
「計画された人生を手放さなければならない。そうすれば、私たちを待っていてくれる人生を受け入れることができる」~ジョセフ・キャンベル~
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著/サティシュ・クマール、(訳・監修)辻 信一
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英国シューマッハー校 サティシュ先生の最高の人生をつくる授業
著/辻 信一
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帰国して数人が、そのまま大学を休学・退学して自分の道を歩き始めてしまったほど影響を受けた体験がまとめられています。