福をお届けにきました 映画監督 入江富美子のカエル通信 Vol.2
今回で2回目の「カエル通信」です。
どうしてカエルなのか!?
「かえる」って言ってもいろいろあります。
「変える」「帰る」など。
自分を「変える」ことも魅力的ですが、今年は「もとに帰る」をテーマにしたいなって思ったからです。
もと=「素」の意味は、「他のものが付け加えられなくてそのものであること」です。
つまり、文字通り、時代の価値観や、知識などをちょっと横に置いて、素のままの自分で生きること、いのちが喜ぶ生き方の原点に戻るって言う感じですね。
もし、みなさんが、世間体とか関係なく何でもできるとしたら、何をやってみたいですか?
私がやってみたかったことのひとつに「絵」がありました。
「いつか絵の個展をやってみたい!」と絵も描けないのにわくわくしていました。
そして、こっそりと絵の練習を独学で始め、初めて描いた下手な絵を絵はがきにして、たくさんの方々に送ったのです。
今から二年前のことです。
書き始めの下手な絵をたくさんの人に見ておいてほしかったのです。
するとこんな電話がありました。
「入江さん!絶対絵はやめた方がいいよ。あの絵、気持ち悪いし!」と真剣に私が絵を描くことを止めるのです。
「よくそんなにはっきり言うわ~(*^。^*)」と心で爆笑しつつ、さらに「絶対、絵を描こう~」という思いになれました!
素直に自分の心の声に従って、「もう自分をあきらめない」と決めたからです。
それにこれだけ、拒否されるような絵を描いていた人が、個展を開けたらどれだけみんなの勇気になるか・・・と思うと、わくわくしたのです。
そしてとうとう昨年、デパートで絵手紙展ができました。
私の絵手紙を見て涙ぐんでくれる人もいて、なんと45点あった絵はすべて完売!
人生はおもしろいですね。
上手い、下手なんて関係ない。
やりたいことをあきらめず、そして自分だけは自分をあきらめず、今年も素直に生きていきたいものです。
今日もごきげんな一日を!