皆で船を漕ぎ、
「6つの目」を持って、一緒に公開していこう。
こんにちは。お元気でいらっしゃいますか?
四季の変化を経た実りの秋の到来。おかげ様で私達の会社は、今年で24周年目を迎えることになりました。
干支でも12年が1サイクルで大きな節目だとしたら、2度目の節目の終わりであり、やがて3回目の12年の船出を迎える大切な年でもあります。
様々な人との出会い、支え、引き立てなどがあったからこその24年目であり、感謝と喜びと感動で一杯です。
そんな大きな節目に当たるからこそ、過去の歴史を振り返り、今を見つめ、未来をイメージしていくことがとても重要だと思い、先日、丸一日かけてスタッフ全員で「キックオフミーティング」を行いました。
今回は大きな節目でもあるので、いつも以上に大切なことを話し、共有し合いました。
最初に、皆で支え合い切磋琢磨し合いながら、困難と思われていた目標を達成できたことを承認し合うところからキックオフが始まりました。
そしてその後に、私が普段なかなか伝えられないこと、シェアしきれないことを90分余り話しました。
通称“ガッツ節”。ふだん会社にあまり居ない私がじっくり語り、新しいメンバーも皆揃って一緒に聞く機会としても、この90分間は自分が思っていた以上にとても重要な時空間になりました。
今回最初に伝えたかったことは、皆がプロ・アクティブ号の乗組員として船を漕ぎ、新たなる地平に向かうためには「6つの目」を持って、一緒に航海していこうということでした。
一番目の目は「鳥の目」。
ついつい、目先の現実と時間に追われて“今”に囚われ、執着し、視野が狭くなって感情的になったり、発想が乏しくなったり、凝り固まったりして、息ができなくなったりしがちです。
そんな時、鳥になったつもりで一度高い視点で自分達の歩んできた道のりを見つめ(過去)、いいも悪いも受け入れ、今していることを(現在)良く見つめ、改善、反省すべきところはして、やっていることに自信と誇りを持って、将来の目標や夢をやり遂げ成長した姿(未来)をイメージして事に当たる・・・。
この目を少しでも持てると、人生や仕事に深みと幅ができるのだと思います。
そして2番目は「魚の目」。
魚は潮の流れや水圧、温度差、勢いなどを皮膚感覚で感じながら、群れをなして生きています。70年周期で大きな時代のうねりが来ると言われ、明治維新や戦後の大激変期に次ぐこの時期は、今まで味わったことのないような大激流になっていますので、感度のいい魚の目を持って、その潮の流れ、温度差、勢いなどに上手に順応し、変化すべきところはしていかないと流れにさらわれてしまう・・・。
最大のピンチでもあり、最高のチャンスでもあるこの時代に生かされていることを魚の目を持ってプラスに受け取れれば、きっととても面白い人生、仕事ができるのだと思います。
自然の摂理に沿った生き方、宇宙の真理に叶った在り方が
人生でも仕事でも問われる時代なんだと思います。
そして3番目は「地球の目」。
インターネットの出現によって、いいも悪いも全世界に伝播するスピードや力は昔では考えられない時代になっています。本当にいいもの、素晴らしいものは、地球規模で求められるし、垣根が無くなっている時代ゆえ、日本だけという視点ではなく、地球上の縁ある人々を健幸的に豊かにできる・・・。そんな無限の可能性や喜びを人生や仕事で体感できるチャンスがある。
そういう視座もとても重要です。
さらに4番目の目は「真理や本質の目」です。
それゆえ、私のような自己嫌悪に陥るセンサーも極めて少なく、逆に今は、この携帯をそれこそ手垢がつくくらいボロボロになるまで使いこなし、そこから連想、想像、つなぎ合わせられる創造力や表現や発信力などといった私達の世代が持ち併せてこなかった、鋭く、たくましく、柔軟性に富んだ能(脳)力が養われ、育ってきているのだと思います。
ネット社会になり、非社会的なことはすぐに叩かれ、ウソはもう通用しません。誠実さ、丁寧さ、真剣さが問われ、思いやりのこもった仕事をする人やモノ、サービス、情報などを提供できる会社しか残れない時代になるでしょう。
昔から日本人が大切にしてきた自然の摂理に沿った生き方、宇宙の真理に叶った在り方が人生でも仕事でも問われる時代んだと思います。
5番目は「虫の目」。
これは、目の前の事を疑わず、素直に、倦まず弛まず、やり続けるという反面、トンボの様に複眼を持って多面的に考え、人生や仕事を創造していくということです。
そして最後の6番目の目は「コウモリの目」。
コウモリは逆さ吊りになって世界を見ています。私達はどうしても過去の延長線上や今までの自分の常識や物の見方の中で安定しようとして生きています。
ですが、今のようにニーズの変化のスピードが激しい時代は、今まで考えつかなかったような大風呂敷の発想や真逆の発想、全く逆の立場になった視点や大昔から大切にされていたけれども埋もれていた智恵やモノなどを柔軟にシャッフルし、ユニークで斬新な発想で人生や仕事をキラッと光るものにしていかないといけない時代なんだと思います。
心も洗われ、次なるビジョン、使命、役割を共有し、
第3ステージへの船出の準備がはじまりました。
という具合に、言うは易し、行うはとても難しい「6つの目の重要性」を伝えたわけですが、これは「できるできない」「分かる分からない」ということではなく、感じ、気づき、そこから少しでも自分の人生や仕事の変化、向上、成長、成熟のきっかけになればという趣旨の“ガッツ節”のひと幕です。
これを一つの土台としてキックオフは進んでいきました。
それぞれのプロジェクトの責任者がその計画やビジョン、目標を語り、皆でそれを共有し合いながら、具現化するためのアイデアや意見、気持ちをぶつけ合い、そのプロジェクトを他人事ではなく自分事にしていったり、困ったり、悩んだりしている課題を皆で解決の糸口を捜したり・・・。
もちろん一日ですべてに答えが出るわけではありませんが、その大きなきっかけになるのが、このキックオフミーティングなのです。
そして締めくくりは、これもプロ・アクティブならではの大切な儀式「誉め合うこと」。
全員が個々にお互いの良いところを讃え、感謝し、労って、“魂のご馳走”を贈ります。
こうして気持ちも心も洗われながら、次なる目標やビジョン、使命、役割を共有し、第3ステージへの船出の準備が始まりました。
今までの23年間の実りを受け、栄養にしつつ、新たな次の12年のサイクルの種を蒔き、耕し、将来の美味なる実りを育てていきます。
最後に今年24周年になる新たなプロ・アクティブグループ&チームを、変わらぬ愛情と叱咤激励で、これからもご支援いただければ無上の歓びです。
いつも見守り、支えてくださり、心からありがとうございます。
大感謝
Guts