日本人の「食」の英知

日本人の「食」の英知

ほっとメッセージ

こんにちは。お元気でいらっしゃいますか?

生きとし生けるもの。「元気の源」になるものは何か?

元気があれば、何でもできる!

これは昔、アントニオ猪木さんとお話した時にもらった色紙の言葉。
まさにその通りですね。

ちなみに、私の近くで、無理のない自然体の「元気」で、60才を過ぎても少年のような向学心や好奇心があり、屈託のない笑顔と若々しさがにじみ出ている素敵な方がいらっしゃいます。

その名は「神保信一」さん。
私達の会社の隠れた人気商品『玄米元氣』の生みの親でもあります。
神保さんは、家族性の糖尿病の持病があり、その持病を克服するための、あらゆるチャレンジの人生でした。

自分が元気でいるために一番ベストなものは何か?
薬や医者に依存せずに、体にストレスをかけず、むしろ体が喜こんで、本来(元)のエネルギー(氣)を発揮してもらえるものって何なのか?

その探究心は、中途半端ではありません。

神保さんのすごいところは、自分が元気になるためには、きっと「食」が大切なんだということを、小さい時から直感されていたことです。

食べたものが生命とつながり、氣(エネルギー)を高め、いいも悪いも身心をつくっていく・・・。

彼の人生は、食べ物が生きる氣を養い、身心も養っていくということを、自らの体を使って解明してきた歴史でした。

そのために必要だった知識、見識は、医学・哲学・心理学や運動生理学に始まって、食の文化、歴史学、栄養学、そしてその元になる生化学や農学、バイオ化学、さらには代替医療や統合医療などに至るまで、それらすべてが彼の人生や究極のものづくりに生かされています。
そして、そんな神保さんが、60年以上の「元気」の探究、人のみならず生きとし生けるものにとって「元気の源」になるものは何か?ということの探究の中で紡ぎ出されていった答えが、「微生物と酵素の持つ無限の力」でした。

そういえば昔の日本人は、ごはんをたくさん食べていたにも関わらず、太らず、体もしまり、キレもよく、タフで落ち着きもあり、聡明な人が多いと、海外から来た外国の人達がビックリされていたといいます。

当時は、素晴らしい働きをする土着の菌(微生物)を使った発酵食品が日本中にあふれ、日々の生活の中にしっかりと根をおろして息づいていました。

味噌、しょうゆ、納豆、豆腐、漬物など、まさに世界でも類を見ない発酵食の文化が、百花繚乱のように花開き、日本の食の原点になっていました。

これらは、四季折々の湿度や寒暖の変化、水の良さ、日光や風の強弱やバランスの妙、自然の恵みから育まれる食材(植物や穀類、魚など)の素晴らしさ、そしてその環境に適した活力のある良い微生物、さらに手間暇を惜しまず生き物に備わった生命の息づかいを大切にしようとする人の手などが精妙に織り成されていった、究極の日本人の食の英知でもありました。

発酵食の力は人知を超えた働き。まさに「医食同源」。

ちなみに、食べ物でも何でも、酸化(プラスイオンが貯まる)すると腐っていき、還元(マイナスイオン化が進む)すると、熟成発酵していきます。

微生物がまだ息づいている活力のある発酵食品や、バランスよく発酵され微生物のエネルギーがしっかりと記憶として残っている発酵食品を食べると、日々のストレスや食品添加物によって体にプラスイオンがいっぱい帯電し、身心が酸化→腐敗に傾いてしまっている状態を、マイナスイオンの力で中和し、酸化を食い止め、還元→蘇生へと導いてくれます。

蘇生という元の氣(エネルギー)に戻そうとする自然の力が働いて、元気を取り戻し、維持しようとする。

そしてその元気の循環は、体の中の約60兆の細胞へと連鎖していきます。

さらに、いい発酵食を食べることで、消化・分解・吸収・代謝を司る体内酵素の分泌が高まり、食べたものを効率的かつスピーディーにエネルギーへと代え、中途半端な未処理物(これが贅肉や血液の汚れなどになっていく)が発生しないような、理想的な循環も生まれてきます。

食べた物が完全燃焼することで、細胞の代謝がよくなり、元の氣(エネルギー)を生み出していく・・・。
発酵食の力は、まさに人知を超えた働きがあり、昔の人が言っていた「医食同源」が一番実感しやすいのは、この発酵と微生物の力に寄るところが大きいのではないかと思います。

生きた微生物と酵素の力を バランスを欠いた日本人の心身に。

ただ悲しいかな、神保さんいわく、今の日本の発酵食の数多くが、日持ちや流通コスト、手間をかけずに食べたいというニーズを満たしていないと売れないという実情から、発酵していない、あるいは発酵の弱い擬似発酵食品になってしまっていて、本来の発酵食の働きをほとんど期待できなくなってしまっているとか・・・。

発酵食を食べても、元の氣(エネルギー)を蘇らせるという最高のメリットが享受できにくくなってきてしまっているという事でした。

皮肉なことに、お隣りの韓国では、今もって活力のある菌を使った、その土地ならではのキムチ文化が脈々と息づいており、昔の日本人のような体が締まってタフでたくましい男性、美肌でスリムでキレイな女性が、韓流ブームの波に乗って、それこそ活力のある優秀な土壌菌のように、日本の風土に様々な形で刺激を与えています。

お肉をいっぱい食べても、活力のある乳酸菌がいっぱいのキムチを同時に食べているので、どんどん消化、吸収、分解され、体型も崩れず、代謝もよく、若々しく元気に満ち溢れている・・・。

サッカーも野球も太刀打ちできなくなっているのは、実はこの発酵食文化の盛衰によるところが大きいのかもしれない、と神保さんは憂いておられました。

経済分野でも、日本は、今かなり水をあけられだしています。

もしかすると、真の発酵文化力の違いが、国力の違いをも生み出しているのかもしれません。
恐るべし「食の力」ですね。

そういった危機感もあり、活きた発酵食や微生物、酵素の力を、日本人のバランスを大きく欠いた身心にしみ渡らせていきたい・・・。

古き良き日本人の力強さを蘇らせ、元気に満ちあふれた日々を過ごせるように・・・という強い想いで、私達は、神保さんが願いを込めてつくった究極の玄米発酵アミノ酸エキス『玄米元氣』を広めようと、日々奮闘している最中です。

将来、食料危機で食や農、そして人の健康の問題が問われるとしたら、その救世主は、微生物になる・・・。

微生物が、世の中を「元氣」にすることを祈ります。

Guts

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