第3話 アイでもインでも

第3話 アイでもインでも

第3話 アイでもインでも

「いい~んだよう~、いい~んだよう~、陰でも陽でもいい~んだよう~♪」

お経のように歌い、左右にゆらゆらゆれる「陰だ陽~ダンス」。そのいろいろなバリエーションの1つに「志村けんバージョン」があります。
志村けんさんと言えば、「バカ殿様」。
白塗りの顔に太い海苔のような眉毛で、長年人気を博しました。まさに「面が白い」で面白い。たくさんの笑いを巻き起こし、たくさんの人からも、きっと神さまからも愛されたキャラクターです。

バカ殿の定番と言えば、「アイーン」。ひじを曲げて腕を突き出し、その上にアゴを突き出すポーズです。
元々は、いかりや長介さん扮する家老を威嚇するポーズだったそうですが、これをされたら威嚇されるどころか笑っちゃいますよね。アイーンと言いながらアゴを突き出すと口角が上がります。口角が上がるというのは笑うのと同じこと。するほうもされるほうも、アイーンには笑いが付いてくるんですね。
口角を上げると、笑顔のレベルも降格せずに上がります。
いろいろな効果も上がります。

では、左右にゆれながらやってみましょう。
「アイ~ンだよう~、アイ~ンだよう~♪」

これが志村けんバージョンです。ちょっとバカ殿になった気分がしませんか?(笑)。
バカバカしいと感じる方も多いと思いますが、バカバカしいことができると、自分が可愛く思えるようになります。そして、楽になりますよ。
白塗りはしなくても、だんだん面白くもなってくるかもしれません。手(た)伸し(のし)は楽し、アイーンはひじを曲げますが、楽しくもなります。

というわけで、
「アイ~ンだよう~、アイ~ンだよう~、アイでもインでもアイ~ンだよう~♪」。

アイをインしてラブ注入。あっ、これは別の方でしたね。
楽しんでやれば、最後にアイ~ンは勝つ。
あっ、最後はけんさんじゃなくてKANさんになっちゃいました(完)。

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