食養の「陰陽」

食養の「陰陽」

食養の「陰陽」

下は小学校から上は老人会まで様々な所で講演しているが、食養の「陰陽」については、「ではまず、人参の絵を描いてみてください」という話から始める。本来、人参は根っこだけでなく葉っぱの部分もあるのだが、人参全体を描く人は稀だ。

食養では、下降するエネルギーのことを「陽」と呼び、上昇するエネルギーを「陰」と呼ぶ。冷え性には、根菜の煮物やスープで温まると良いというのは、「陽性」の食べ物には体を温める作用があるからで、逆に「陰性」の食べ物には体を冷やす作用がある。

人参、ゴボウ等の根菜は下に伸びる「陽性」の食べもの。一方、小松菜、水菜等の葉菜は上に伸びる「陰性」の食べもの。その中間にあって、地表のすぐ上や下に位置する南瓜やカブなどは「中庸」の食べもの。

「陽」といっても、絶対的な「陽」というものはなく、何かと比べたときに、「より陽性」といえる相対的なもの。同じ「陽性」の人参とゴボウも、二つを比べたら、より下降する力が強いゴボウの方が人参よりも陽性。固い地面を長い年月をかけて下降する高麗人参等は極陽性だ。葉物の野菜は陰性だが、もっと上昇するツル性のトマトやキュウリはさらに陰性。バナナやパイナップルといった高く育つ果物は極陰性だ。

陰陽の魔法の眼鏡~結んで開いてグーとパー

宇宙的な視点に立てば、上昇する陰性は地球から離れていく「広がるエネルギー」であり、下降する陽性は地球の中心に向かう「縮むエネルギー」である。

TAO塾では、小学生でもわかるように、手のひらを広げた「パー」が陰性で、拳を握った「グー」が陽性だと、ジャンケンのグーとパーで体感するのを勧めている。体がグーと締まる作用があるのが陽性の食べもの、パーと緩むのが陰性の食べもの。

東洋医学では中が詰まっている心臓や肝臓のようなものを「臓」、胃や腸のように中が空ろになっているものを「腑」と呼ぶ。

陰陽は、森羅万象に通ずる原理。男女、言葉、歴史、経済と様々な分野に応用できるグーとパーの陰陽論を身につけてはいかが?

TAOさんの複眼思考のススメカテゴリの最新記事